【鹿島0-0浦和】ポポヴィッチ&ヘグモ両監督が判定に怒り! イエローカードでは!? 本当にオフサイド!?
鹿島のポポヴィッチ監督(左)と浦和のヘグモ監督(右)。(C)SAKANOWA
「選手を守らなかったという意味で」「どうやってVARのオフサイドラインは引かれているのか」
[J1リーグ 27節] 鹿島 0–0 浦和/2024年8月17日18:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ27節、鹿島アントラーズと浦和レッズの一戦は攻め合うスリリングな展開になり、互いに決定機を作り出すもののシュートがバーを叩くなど決定機をものにできず、オフサイドの判定もあって、スコアレスドローに終わった。このカードは実に2022年から6試合連続の引き分けに。鹿島のホームゲームでは2年連続スコアレスだった。
また、この試合後の記者会見で、両監督が珍しくやや憤り、揃って判定を疑問視するコメントをした。
浦和のペア=マティアス・ヘグモ監督は、大久保智明への柴崎岳の後方からの足に向かったチャージについて問われると、「今日のレフェリーは良い仕事をしていたと思います。しかし、トモ(大久保智明)の場面では、イエローカードが出ませんでしたが、選手を守らなかったという意味で、それは私には受け入れられません」と語った。ヘグモ監督が判定に対してコメントするのは珍しいが、チーム内では負傷者が続出してきただけに、ケガを防ぐという判定本来の意味を改めて強調していた。
一方、鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は試合終盤、柴崎岳のスルーパスから仲間隼斗がゴールを決めたものの、オフサイドと判定されたシーンについて疑問を呈した。
VARの”仲間が大畑歩夢と並んでいたがギリギリでオフサイド”という映像が公開された。しかしポポ監督は「私が学校に通っていた時、ものさしで直線を引いていた。今はテクノロジーが発達しているが、どういう線を引いてVARでオフサイドに引っかかったのか。どういった意図があるのか分からない。納得できません」と不満を示した。
鹿島は今季これまでにも「3Dオフサイドライン」によるギリギリの判定に泣かされてきた過去がある。ボールを蹴る瞬間の捉え方(映像のコマで判断する)、果たして本当に数ミリ単位の平行なオフサイドラインが引かれているのか……など世界中で論議されている。そのマイナスな判定が続いてしまうと、やはり不満は募りそうだ。
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3位になった鹿島は次節25日、国立競技場で東京ヴェルディと対戦する。一方、勝率5割のまま10位の浦和は24日、ホームの埼玉スタジアムで川崎フロンターレと戦う。