【浦和】優勝争う広島戦へ、スコルジャ監督が具体的に3人のキーマンを警戒「フィジカル的にも高く要求される試合に」
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
すでにチケット4.4万枚発売、注目の一戦へ「優勝候補のチームを相手に、高いモチベーションで臨み、良い内容とともに結果を届けたい」。
[J1 36節]浦和 – 広島/2024年11月10日15:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が11月8日、オンラインによる取材に応じて、10日のホームでのサンフレッチェ広島戦に向けて抱負を語った。指揮官は「フィジカル的にも高く要求される試合になる」と各局面での個々のバトルを制すことを勝利へのポイントに挙げた。
浦和は勝点43の暫定14位。一方、広島は勝点65で、首位ヴィッセル神戸と勝点2差で2位につける。
アウェーでは2月23日の開幕戦で対戦していて、ブラックバーン・ローヴァーズFCに移籍した大橋祐紀の2ゴールにより、浦和は0-2で敗れている。
スコルジャ監督は現在の広島について「攻守のバランスがJリーグで最もとれたチーム。これまでリーグで6敗しかしておらず、最もリーグで得点を取っています(66得点)。ゴール期待値が最も高いチームであるところにも目を引きます」として、次のように対策について語る。
「広島の特長は切り替え。(浦和としては)ボールを失った時のリアクションが大事になります。広島はクロスを生かしてくるので、トルガイ・アルスラン、ゴンサロ・パシエンシア、加藤陸次樹をペナルティエリア内でしっかりと抑えたいです」
そのように具体的に3人のアタッカーの名前を挙げていた。
「広島の3-4‐3のための練習をしてきました。タフでありその守備を破るのは簡単ではありません。また、非常に高いモチベーションで来ることを意識したい。フィジカル的にも高く要求される試合になると思って挑まなければなりません。チャンスが生まれるのは最後の20分かもしれません。そこまでしっかり焦れずにプレーできればと思います」
また、6日に行われた公開練習で別メニューだった、大久保智明、本間至恩、大畑歩夢についての現状にも触れている。スコルジャ監督は「彼らはなんらかのメディカル的な問題はあります」と言うが、すでに練習には合流。出場に関して「明日(9日)の練習後に判断したい」と慎重に見極めるということだ。
チケットは7日時点で4万4000枚と好調である。しかし気になるデータもある。
今季、リーグ戦のホームゲームで4万人を超えた7試合の戦績は2勝3分2敗。6月1日のヴィッセル神戸戦(△1-1)からの3試合は2分1敗と勝利できずにいる。
「多くのサポーターが駆けつけるなか、優勝候補のチームを相手に、高いモチベーションで臨み良い内容とともに結果を届けたいです」
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スコルジャ監督はそのように、今度こそ多くのサポーターの前で、勝利を届けたいと強調した。