欲張りネイマール、アル・ヒラルの給与「100億円」は譲らない意向。サントス復帰「合意」報道も…
ネイマール。写真:上岸卓史/Takashi UEGISHI
今季わずか出場2試合。いずれにせよ6月にはフリー移籍に。個人合意には至っているが…。
サウジアラビア1部アル・ヒラルに所属するブラジル代表FWネイマール(Neymar)が1月19日、ブラジル1部(セリエA)のサントスFCへの期限付き移籍で、「契約合意に達した」と現地ブラジルメディアで報じられた。
『グローボ』によると、ネイマールはアル・ヒラルと今年6月まで契約を締結しており、その残り半年間のレンタル移籍を希望。MLSシカゴ・ファイアーから高額オファーがあったものの、古巣サントスへの復帰を決めたという。
ネイマールは契約満了になったあと、6月からサントスに復帰する意向を固めているそうだ。その移籍を半年間早めるための交渉を行っているということだ。
一方、同メディアによると、ネイマールはアル・ヒラルからまだ受け取っていない6500万ドル(約101億円)について「放棄するつもりはない」と意向を示している。そのため「金銭面での合意取り付けが必要になっている」と伝える。
サントスとネイマールサイドで、すでに年俸などは合意に達したという。また、このスーパースターは負傷から復帰したものの、アル・ヒラルではポルトガル人のジョルジェ・ジェズス監督のもと構想外にあり、放出は基本的には容認されているということだ。
とはいえアル・ヒラルとしては、このスーパースターに巨額の“投資”をしている。2024-25シーズンは、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)での2試合しか出場していない。それだけに、せめて夏のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)で復活してもらう――という青写真を描いていただけに……。しかし心ここにあらず、という状況である。
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高額契約を結んでも、フリーでクラブを去って行く例が増えつつある。悲願である2034年のワールドカップ(W杯)開催が決まったなか、サウジアラビアのサッカーバブルが弾ける序章でもあるのだろうか。