【浦和】スコルジャ監督が広島戦・勝利への“3か条”。チアゴ・サンタナの復帰も示唆
浦和のスコルジャ監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
4位と10位だが、わずか2ポイント差。首位・京都とも勝点2差。
【J1 12節】浦和 – 広島/ 2025年4月25日19:30/ 埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が4月23日、25日にホームで開催されるサンフレッチェ広島戦を前にオンラインによる取材に応じて抱負を語った。
リーグ3連勝中の浦和は勝点「19」に伸ばし暫定4位。首位の京都サンガF.C.と勝点2差として、開幕直後の厳しい状況を乗り越えて、上位争いに食い込んできた。
ホーム5連戦の3試合目。スコルジャ監督は現状について「勝利するごとに選手は自信をつけています。首位に立てれば、快適な状況になります。ただし首位に慣れていないチームには危険な状況でもあります。現在のメンバーでリーグ優勝を経験している選手は7人しかいません」と、チーム内を分析する。
指揮官は広島戦での勝利に向けた“3か条”を挙げた。
「私が繰り返し選手に伝えているのは、現状について気を抜かないこと、自信過剰にならないこと、ハードワークし続けること。まだ首位から遠いところにいるので、首位のことはあまり口にしないほうがいいと思います。目の前の広島戦に集中します」
基本的には変わらず一戦必勝のスタンスだと強調した。
スコルジャ監督が率いた2023シーズン以来のリーグ4連勝、今季ホームゲーム5連勝が懸かる。開幕から1勝2分2敗と苦しいスタートを切ったが、直近5試合は4勝1敗だ。
スコルジャ監督は「昨年9月、浦和に来て以来、現在のような状況は初めてです。(最近までは)監督のキャリアの中で、最も成功の少ない、私にとっても簡単な時期ではありませんでした」と心境を吐露している。
またチアゴ・サンタナが23日の全体練習ですべてのメニューを消化。指揮官は「チアゴはフルでトレーニングをこなし、良い報告を聞いています。広島戦には間に合うと思います」とメンバー入りを示唆していた。
一方、広島はファジアーノ岡山、名古屋グランパスに敗れ連敗中。10位ではあるが、浦和からは2ポイント差だ。
浦和はホーム(浦和駒場1試合)で最近5試合4勝1分。ただ2019年は0-4の大敗を喫している。
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浦和が勝ち、首位浮上なるか――。
取材・文/佐藤亮太
text by Ryota SATO