バイエルン、あと1プレーで優勝逃す。ハリー・ケインも駆け付けたアウェー、ライプツィヒと激闘3-3。堂安律がキーマンに
バイエルンのザネ (C)Midori Ikenouchi
0-2から逆転し、ケインもピッチサイドまで下りていたが…。
[ブンデスリーガ 32節] ライプツィヒ 3-3 バイエルン/2025年5月3日/レッドブル・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ32節、FCバイエルン・ミュンヘンが、アウェーに乗り込んでのRBライプツィヒとの一戦、前半に2失点を喫する厳しいスタートを切ったが、後半にエリック・ダイアー、ミカエル・オリーズ、レロイ・ザネのゴールで、3-2の逆転に成功。ところが、ラストプレーでユスフ・ポウルセンが決めて、3-3のドロー……。優勝決定は持ち越された。
累積警告で出場停止のハリー・ケインらはスタンドに駆け付けて観戦。一方、これまで最終ラインを支えてきたキム・ミンジェがアキレス腱痛のためメンバー外となった。
すると立ち上がりから、勢いにあるホームチームに押される展開に。11分、エースのベンヤミン・シェシュコがGKヨナス・ウルビッヒをかわすアウトサイドのキックで先制。さらに39分、セットプレーから抜けてきたボールがルーカス・クロスターマンの左頭部に当たって、そのままゴールネットを揺らして、ライプツィヒが2-0とリードを広げた。
伊藤洋輝を含め負傷者の続出しているバイエルンは、なかなかいい形が作れず劣勢を強いられる。
それでも後半、キングスレイ・コマン、レオン・ゴレツカを61分に投入したバイエルンが猛攻。完全に守勢に回っていたライプツィヒを押し込み、62分、コーナーキックにエリック・ダイアーが合わせて1点差。そのあとのキックオフ直後、オリーズのゴールで、一気に追い付いてみせた。
さらに畳みかけるバイエルンは83分、ザネが強烈なシュートを突き刺して、3-2とひっくり返した。
このままバイエルンが逃げ切るかと思われた。スタンドにいたケインもピッチサイドまで下りて試合を見守る。
ところが90+5分、ラストプレーだった。ライプツィヒで3部時代からプレーする「9番」ポウルセンが意地のチップキック弾を沈めて、土壇場で3-3に。この直後、試合終了の笛が吹かれ、バイエルンの優勝決定は持ち越された。
この結果、明日試合のある2位バイエル・レバークーゼンがSCフライブルクとの一戦で、「引き分け以下」だと、バイエルンの優勝が決まる。レバークーゼンは勝っても6ポイント差で、得失点30差を考えると、バイエルンの優勝はほぼ確定した状況だ。
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バイエルン優勝へ――。まずは4日の一戦、フライブルクの堂安律が、キーマンになる。