なぜ自公連立解消に!? ホリエモンが解説「メリットよりデメリットが上回ったから」高市“政権”への影響は…
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏。(C)SAKANOWA
『ホリエモンチャンネル』で、閣外にいるメリットについて言及。
高市早苗氏の自民党総裁就任を受けて公明党は10月10日、自民党との連立を解消することを決めた。複数メディアが一斉に報じた。
この決定を受けて、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が同日、ユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で「自公連立が解消されることについて解説します」と題した動画を公開。さっそく約1日で10万人以上が視聴している。
公明党とも接点があるという堀江氏は、「公明党としては、おそらく小選挙区で相当自民党に貢献していると思います。そういうメリットよりもデメリットのほうが上回ってきたと、冷静に判断したのではないでしょうか」と説明。支持者の高齢化も進むなか、状況打開の機会と捉えたという。
自民党が実質的な主導権を握るなか、結果的に「本当は推し進めたい政策」を実現できずにいるのではないか。であれば、閣外のほうが存在感を示せるのではないか、との意向が働いたと見ている。
「自公連立を組んでいても、国民民主党、日本維新の会といった野党が『絶対にやりたい政策」を、閣外であるにもかかわらず実現させてきました」
「つまり閣内にいるメリットがあまりないと」と、政治家のステータスである「大臣」(現在は国土交通大臣)のポストが用意されるわけだが、「大臣のポストなんかどうでもいい。自分たちの実現したい政策をやってほしいと」と、党として、高市氏と一定の距離を置くべきだと判断したと見ている。
それでも政策など考え方は自民党に「近い」ため、ある程度の協力関係は維持されるとも予想する。
とはいえ、自民党としては、「自公維新」で連立を組もうとしていたのではないか……と堀江氏は予想。公明党の連立離脱で、その青写真が崩れたことは自民党にとって、少なからず痛手になるだろうと見る。
「混沌とした政治状況になってきました。次回の選挙へ自民党は相当ドラスティックなことをやらないといけない。結局、自民党はこのまま3年間、だらだらやっていくのでは。野党との緊張感のなかで動いていくことになります」
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