なでしこジャパン、新監督は誰に? 佐々木則夫ダイレクターが言及「可能性がある」という人物とは

なでしこジャパン(日本女子代表)のニールセン前監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

新体制の鍵は“日本らしさ”の再構築

 日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子ナショナルチームダイレクターがアメリカ女子代表との3連戦後の4月18日、総括とともに次期監督人事、来年のFIFA女子ワールドカップ(ブラジル大会)に向けた展望を語った。

 1勝1敗で迎えた第3戦は0-3の完敗を喫した。「この第3戦で、いまのアメリカと日本の現状が表れたと思う。3戦やって、この結果が現状。ボール支配率を含め、これをプラスにしてワールドカップに向けて構築していかないといけない。若い選手たちがそれを感じたことは、これからの財産になる」と受け止めた。

 女子アジアカップを制したニルス・ニールセン前監督の電撃退任に伴い暫定的に指揮を執った狩野監督代行の采配には、「この状況の中で本当にいいアプローチをしてくれたし、そういう状況だからこそ、みんなでやろうと選手たちもミーティングを含めて取り組んでくれた」と評価した。「新たななでしこジャパンのスタートがこの3連戦から始まることは間違いない」と位置づけた。

 注目される次期監督人事については、「狩野も可能性があるというか、冗談じゃなくてそういうことになると思う」と明言。「いずれにしてもスタッフを含めてになるが、選手には申し訳ない状況だった。それでも選手たちは一丸となって結束してくれたし、キャンプの過ごし方も非常に良かった」と語り、現場の取り組みを前向きに捉えた。

 今回の3連戦は「本質のアメリカを出させた。3戦目でその力強さ、ハイパワーを感じたと思う」と分析する。「ランキング2位とあって勝ち切る力がある。新しい監督のもと、より計算できないチームになっている」と進化を認めた。

 次期監督に求める要素は、「日本の良さをしっかり熟知しながらやらないといけない」としたうえで、「個で上回る相手に対してはコンビネーションで崩さないといけないし、精度をもっと上げないといけない」と強調した。「対人での打開、アタッキングゾーンでのミスも多かった。ああいう状態を作ってはいけない」と課題も挙げた。

 さらに「アジアで優勝したとかは参考にならない。このアメリカとの3戦、特に3試合目が基準になる」としたうえで、「やられたことも含めて大きな財産になる」と前を向いた。

 最後に「ボールを動かす分、こちらにもチャレンジできる。奪った後の精度、最後の質を上げれば勝負になる」と語り、来年の世界舞台を見据えた。

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