大揉め…なぜゴール取り消しに!? 町田が二度のVAR介入で命拾い、ACLエリート綱渡りの決勝進出

町田の相馬勇紀。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

いずれも紙一重、むしろ最初のオフサイドは…

[ACLエリート 準決勝]町田 1–0 アル・アハリ/2026年4月22日1:15/プリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアム

 AFCチャンピオンズリーグエリート準決勝、FC町田ゼルビア(J1リーグ)が相馬勇紀のゴールで、シャバブ・アル・アハリ(UAE)に勝利を収め、ファイナル進出を決めた。ファイナルは前回優勝のアル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)と対戦する。

 この試合の後半、1-0とリードした町田は二度ゴールネットを揺らされた。しかし、いずれもVARの介入を経て、取り消された。

 64分、相手コーナーキックの流れから、ギリェルミ・バラがヘディングでゴールを決めた。副審はフラッグを上げてオフサイドと判定。そのあとVARの介入で中断。昌子源がクリアした際、後方にディフレクションを起こしていた。これが意図的なプレーと見なされていた場合、得点が認められていた。あるいは、昌子と競り合っていた相手選手がボールに触れていた場合も、オンサイド判定となっていた。

 そして後半アディショナルタイムの90+1分、望月ヘンリー海輝が投入されたものの、右ウイングバックのポジションに入る前に試合が再開された。そのサイドを突かれて、再びバラが見事なミドルを突き刺した。

 今度こそは追い付かれたか……。そう思われた。

 ところが、ここでVARが介入。主審が映像を確認するオン・フィールド・レビューを経て、攻撃の起点となるAPP(アタッキング・ポゼッション・フェイズ)にさかのぼりチェック。スローインでの再開時、まだ中村帆高がピッチ上にいて、交代が完了する“直前”、スローインが行われていたとして、異例の形で得点が取り消された。

 このあとトータル13分(当初は7分と掲示)に及ぶアディショナルタイムを経て、町田が勝利。シャバブ・アル・アハリとしては、“決め切った”はずの二度のシーンを取り消されては勝てないと、試合後も主審に猛抗議を続けた。

 町田は二度もまさに紙一重で失点を免れ、ファイナルへの切符をつかんでみせた。

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