レアル久保建英の前に「3つの現実的な道」。どれがベストか?マルカ紙が検証

久保建英。(C)SAKANOWA

「一つ証明した。クボは『クラッキ』だ」

[PSM] RBザルツブルク – レアル・マドリード/2019年8月7日(日本時間8月8日)/レッドブル・アレーナ(オーストリア)

 スペイン1部レアル・マドリードはこれまで、アメリカでの「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ」、ドイツ・ミュンヘンでの「アウディカップ」でプレシーズンマッチ5試合を戦い、2勝(1PK勝ち)3敗の成績を収めた。ジネディーヌ・ジダン監督の要望で両方の遠征に帯同した18歳の久保建英は、計4試合で途中出場。アトレティコ・マドリード戦(●3-7)では強烈な左足のシュートを放ち、そのこぼれ球からゴールも決まった。

 また、得点には絡めなかったが、最後のフェネルバフチェ戦(〇5-3)では約20分間プレー。相手選手3人に囲まれた状況を打開し、パスを放って決定機を作り出したプレーなどが改めて高く評価された。

 スペインの『マルカ』紙は8月1日に久保について「マドリードが興奮。久保にオファーの雨が降り注ぐ」と題したレポートを掲載。これまで伝えられてきたように、レアル・バリャドリードなど5クラブがレンタル移籍での獲得を申し出ているという。そんななか、記事では久保がここから当面歩むべき「3つの可能性」を提示。それぞれの道を歩んだ場合の検証をしている。

 その3つとは、「1:トップチームに残して思い切って起用していくべきだ」「2:カスティージャでじっくり育てるべきだ」「3:レンタル移籍をさせて出場機会を与えるべきだ」。

 記事では、それぞれが正しく「好み」で意見は分かれるだろう。しかし久保はこの短期間で、一つのことを証明した。それは、彼が「クラッキ(名手)」であるということだ、と。それは彼がボールを持った時にもたらす、観客の興奮が物語っていたと強調している。

 そしてトップチームのEU外「3枠」について、ウルグアイ出身のフェデリコ・バルベルデがスペイン国籍を取得すれば、久保にもトップ昇格の道が開けてくると記す。それが「いつ」なのかも、また一つの障壁になっている。

 そして、より現実的に考察を巡らす。「まず、差し迫っている当面について議論しなければならない」と、久保がそれぞれの道を歩んだ場合について検証していった。

 アジア市場を開拓することを踏まえ、トップチームに抜擢する? 「チームが混乱をきたしている時代だからこそ、そんな大胆な策を打つべきだと主張する人がいます。ただし、その可能性は現実的に考えると低いでしょう」

 カスティージャで育てる? 「最も可能性が高いでしょう(ただ、「カスティージャの『2Bリーグ』(実質3部)以上でプレーする価値のある選手ではないか」というところからこの議論が起きたことにも触れている)」

 他チームのレンタル移籍? 「移籍金などかからず獲得できた選手でもあり、最も論理的な方法と言えます」

 そのようにそれぞれについて記している。最後は「彼は生まれながらの勝者。試合に敗れた時の顔を真っ赤にした悔しそうな表情がそれを物語っていた」と締めている。

 やはり、まずはカスティージャでの試合に出ながら、トップチームに出るチャンスをうかがうというの「ヴィニスウス路線」が現実的か。ただ、「2B」リーグのレベルに慣れてしまうと成長速度を止めてしまうのではないか……という懸念は拭えない。ジダン監督は久保をトップチームの練習に参加させて見守りたいと言っていたが、その進化をどのようにクラブが下支えしていくのか。それがまた次なる議論のテーマになってきそうだ。

 トップチームはこのあと、現地時間7日にRBザルツブルクとオーストリアでプレシーズンマッチを行う。果たして久保は帯同するのか!? 

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