「何も知らない、読んだだけ」。レアル久保獲得についてバリャドリード監督が注目発言
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
スペイン紙が直撃。「オフィシャルの発表があるか事実を知るまでコメントできない」。
スペインのスポーツ紙『アス』は8月8日、レアル・マドリードの久保建英の期限付き移籍先として”決定的”とも一部で報じられたレアル・バジャドリードのセルヒオ・ゴンサレス監督を直撃取材した。しかしセルヒオ・ゴンサレス監督は「そのことはまったく知らない。メディアの記事を読んだだけ。具体的な話にならなければ、私からは何も話せない」と、あくまで現段階では決定に至っておらず、少なくとも現場レベルでは噂の域を脱していないことを強調した。
スペインリーグではEU外の外国籍選手枠が「3」と規定され、そこに入ることが難しい久保は基本的にレアルでの1年目、Bチームのカスティージャでプレーしながらトップチームの練習に加わり、その外国人枠のルールが適用されないカップ戦などでトップに合流するというプランが予定されていた。
そんななか、カスティージャのレベルでプレーさせるにはもったいないレベルにあると、すでにスペイン1部リーグの5チームから久保をレンタルで獲得したいという申し出があったと言われる。すると先日、スペインTV局の代表がツイッターで「久保のバリャドリードへの移籍が決まった」と発信し、これを受けて各メディアが”久保がバリャドリードに移籍か”と一斉に伝えた。
そんななかでポルトガルのスポルティングとの練習試合を終えたバリャドリードのセルヒオ・ゴンサレス監督が、そんな”騒動”に発展している久保の獲得について、次のように答えた。
「その件に関して、私はまったく情報を持っていませんし、それを本当に知るまでコメントはできません。プレスから出てきたものを私は読んだだけです。オフィシャルの発表があるか、または事実を知るまで何も言えません」
そのように指揮官は強調したという。ちなみに記事のなかで、「彼は嘘をつくような人物ではない」とも触れている。
また、もしもロナウドがレアル・マドリード側と交渉を本当にしているのであれば、現場までその情報が伝わるのがまだ先である可能性もあるとも補足している。ただ、基本的には現在いる戦力のなかで、指揮官は4-4-2を基本布陣にチーム作りを順調に進めているということだ。
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[文:サカノワ編集グループ]