【鳥栖】復帰2日後の劇的決勝弾。金井貢史「でも1試合に過ぎない。これからが大切」

鳥栖の金井貢史。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

2-2で迎えた湘南戦の90+5分。「トヨさんから来ると、イメージを描けた」

[J1 23節] 湘南 2-3 鳥栖/2019年8月17日/Shonan BMWスタジアム平塚

 サガン鳥栖のDF金井貢史が名古屋グランパスからちょうど1年ぶりに復帰(期限付き移籍)した2日後、さっそくスタメン出場を果たした湘南ベルマーレ戦の後半アディショナルタイム、劇的な決勝ゴールをねじ込んでみせた。

「自分が点を決めて逆転勝利できて、本当に嬉しかったですし、アウェー3連戦で3連勝できたのは、チームにとって大きな一歩。ここからも続けていきたいです」

 金井は歓喜以上に安堵した、と言えるような表情で試合を振り返った。

 2点先取しながらも追い付かれ、劣勢を強いられていた。それでもチーム全体で何とか踏ん張って態勢を立て直し、左サイドバックの金井も攻撃参加していたラストチャンス。豊田陽平がヘディングシュートを放ち、そのボールがゴール左にそれたところ――オフサイドラインぎりぎりで飛び出し、新背番号「5」がシュートをねじ込んでみせた。

「トヨさん(豊田)がヘディングをした時、あそこに来るだろうと思えて、昔培った感覚でイメージを描けました。(活躍したいと言っていたが、いきなり決めたが?)ただ、まだ1試合にすぎないので、もっとコンスタントに試合に出て、得点に限らずコンスタントに結果を残せるようにしたい。今日は2失点を喫して、正直自分たちで苦しくしてしまった試合だったと思います。失点ゼロで終わらせられるように、次につなげたいです」

 そのように、むしろ気持ちを引き締めていた。なんのために鳥栖に戻ってきたのか――J1残留に導くために、やらなければいけないたくさんの課題が見えた。

「チームを助けるために戻ってきたし、自分の成長した姿をもっともっと見せられるように、日々の練習から頑張っていきますので、一緒に戦ってもらいたいです。去年は最初だけだったので、そうならないように、しっかり考えてコンディションを上げていきます」

 金井はそのように先を見据えていた。

 23日はフェルナンド・トーレスの引退試合。ヴィッセル神戸の豪華布陣を抑え込み、トーレスにラストゴールを決めてもらう。そうなれば、J1残留に向けて、大きな勢いをもたらす勝点3になるはずだ。

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[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI

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