琉球の小野伸二が5戦連続先発、CKから好機演出!キッカーの選び方は…
町田戦に先発した琉球の小野伸二。(C)SAKANOWA
スコアレスドローに終わる。町田は5月以来ホームで勝てず、琉球は13試合ぶりの無失点。
[J2 34節] 町田 0-0 琉球/2019年9月29日/町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア対FC琉球戦、この夏に北海道コンサドーレ札幌から琉球に移籍した小野伸二が5試合連続でスタメン出場を果たした。前半は町田が押し気味に試合を進め、後半に入ると琉球がサイドを生かして攻める機会が増える展開に。しかし、両チームともに守備で高い集中力を発揮し、スコアレスドローに終わった。
出場停止明けのキャプテン上里一将とボランチを組んだ小野は、随所で好パスを放って起点になる。また、途中からコーナーキックのキッカーを担い、3そのうち1本は福井諒司のヘッドに合い、惜しいチャンスを作り出した。しかし、なかなか前線にボールが収まらず苦戦を強いられた。
一方、町田はハードワークを怠らず、高い位置からのプレッシングが効果的にハマった。さらにロングボールを活用しながら、何度かシュートまで持ち込んでみせた。しかしシュートがクロスバーに阻まれるなど、最後までゴールを攻略できなかった。
町田は5試合勝ち星なし。5月26日のFC岐阜戦(〇2-1)以来、ホームで勝てずにいる。琉球は3試合連続ドローで、13試合ぶりの無失点。
小野は最初のコーナーキックを蹴らなかったが、その後、前半のうちに3本蹴った。終盤は富所悠が正面からの直接フリーキックのチャンスでキッカーを務め、その後は風間宏希がほぼすべてのセットプレーを担当。セットプレーのキッカーについて小野は、「別に決まっていないです。そのタイミングで、流れの中から蹴るようにしています。いいキッカーが揃っていますし、みんな自信を持ってやることが大切。そこは任せています」と説明していた。
両チームのメンバーは次の通り。
▼FC町田ゼルビア
▽先発
GK
13 増田 卓也
DF
5 深津 康太
40 小林 友希
2 奥山 政幸
35 大谷 尚輝
MF
18 岡田 優希
15 井上 裕大
10 平戸 太貴
24 ロメロ・フランク
(HT →29 森村 昂太 )
FW
19 土居 柊太
(80分→32 戸高 弘貴 )
30 中島 裕希
(77分→20 ドリアン・バブンスキー)
▽控え
GK
1 福井 光輝
DF
23 酒井 隆介
MF
25 佐野 海舟
FW
9 富樫 敬真
▼FC琉球
▽先発
GK
1 カルバハル
DF
37 鳥養 祐矢
4 岡﨑 亮平
33 福井 諒司
5 徳元 悠平
MF
36 風間 宏矢
20 上里 一将
7 小野 伸二
(75分→6 風間 宏希)
10 富所 悠
(84分13→河合 秀人)
28 小泉 佳穂
(77分→21 上原 慎也)
FW
14 上門 知樹
▽控え
GK
23 石井 綾
DF
3 西岡 大志
MF
34 ハモン
8 小松 駿太
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[文:サカノワ編集グループ]