【W杯予選日本代表】モンゴル代表監督、驚かせた「日本語で話しましょうか」
日本代表戦に向けて記者会見したモンゴル代表のミヒャエル・ヴァイス監督。(C)SAKANOWA
元京都コーチのヴァイス監督、日本人女性と結婚して“里帰り”。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選(兼:2023年開催の中国アジアカップ予選)2節の日本代表対モンゴル代表戦(10月10日@埼玉スタジアム)に臨む、モンゴル代表のミヒャエル・ヴァイス監督が10月9日に前日記者会見に臨んだ。すると冒頭、「日本語で話しましょうか」と流暢に語って、メディアを驚かせた。
ヴァイス監督はその理由を明かす(通訳がいたので英語での質疑に)。
「モンゴル代表として、アジアのベストと言えるチームと試合できることを誇りに思っています。私自身、日本には思い出があり、福岡で生活していた女性と21年前に結婚しています。今回の対戦は特別な想いがあります。ただ、そういったことは脇に置いて、チームの監督として、若い選手が多く、こうしたレベルでプレーした経験がないですが、雰囲気に呑まれないように怖気づかないようにプレーできることを祈っています」
現在54歳のドイツ人指揮官は、2001年から2004年まで京都サンガF.C.でコーチを務めた経験があり、2017年からモンゴルの五輪代表とA代表を兼任で指揮し、今回、一つの目標としてきたW杯アジア2次予選進出を果たした。
「以前に京都サンガでコーチをして、日本に住んでいたことがあります。日本のサッカーについてはずっとフォローしてきました。だから日本代表に関しては深い知識を持っています。日本代表は過渡期にあり、若くてエキサイティングな選手が台頭してきていますね、中島、堂安、南野……」
「そしてコパ・アメリカから最近の2試合もスカウティングしています。ただ、これまでの知識に基づき、攻撃的なリスクをとるのではなく、しっかりとタイトに挑む守備的な試合をしようと思います。選手たちが圧倒されないように、持っている能力を最大限に発揮できるようにしたいと思います」
そして日本語で「完敗はしたくない」と強調した。
FIFAランキングは、日本が31位、モンゴルが187位。国際Aマッチでの対戦は、今回が初めて。
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[文:サカノワ編集グループ]