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【日本代表】イニエスタ太鼓判!古橋亨梧が「気負いすぎず、思い切り」と意欲

(右から)今回の日本代表に選出されている神戸の山口蛍、古橋亨梧、そして元スペイン代表のダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタ。豪華なメンバーだ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

今季J1で9得点9アシスト。日本代表初招集、デビューなるか!

[キリンC杯] 日本 – ベネズエラ/2019年11月19日19:25/パナソニックスタジアム吹田

 果たしてA代表デビューなるか――。日本代表に初めて選出されたFW古橋亨梧(ヴィッセル神戸)が11月18日、翌日のキリンチャレンジカップ(親善試合)ベネズエラ代表戦に向けて並々ならぬ意欲を示した。

 中央大を経て2017年から2018年夏までFC岐阜でプレーし、その獰猛かつ鮮烈なアタックが評価されて神戸に引き抜かれた。時はまさにアンドレアス・イニエスタの加入と重なる。

 その世界を代表する司令塔の最高のサポートを得た高速スナイパーは、サイドアタッカーやセンターフォワードとして瞬く間にJ1でも覚醒。昨季はJ1リーグ13試合・5ゴール、そして今季これまで28試合・9ゴール・9アシストと試合を重ねるごとに脅威を増すなか、今回、初めて日本代表に選ばれた。

 24歳の古橋は今回9番をつける。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス戦を終えた南野拓実がすでにオーストリアに戻ったため、この番号を託された。

「いい番号をもらえました。南野(拓実)選手と比較されてしまうかもしれませんが、僕は僕で持ち味を出していければと思います。気負いすぎず、気負わず、自分のプレーを出していきたいです」

 限られた時間のなかで森保一監督のもと、戦術は理解し、思い切ってアピールもした。やれるべきことはやり、あとはチャンスを待つのみだ。

「ピッチに立つことができれば、時間は何分か分からないですが、すごく楽しみですし、チームが勝てるようにプレーしたいです」

 古橋はそのように意欲を示す。そしてイニエスタからは「頑張ってこいよ!」と声を掛けられ、背中を押されたそうだ。

 神戸のニュースターはたくさんの期待を寄せられていることを実感している。それだけに、「いろんな方が見てくれているので、試合に出られれば、思い切ってやりたいです」と、改めて決意を示した。 

 FIFAランキングは日本が28位、ベネズエラが26位。対戦成績は、日本の1勝3分。しかし、その1勝は2014年、90分間では2-2で引き分けていたが、出場停止だったベネズエラの選手が出場していたことが発覚し、FIFAの規定により、日本の3-0勝利の扱いとなった。つまり、実質的には4試合連続ドロー中である。

 イニエスタも太鼓判を押す存在。古橋の一発で試合を決めてみせれば、その名は瞬く間に世界に轟くに違いない――。

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[文:サカノワ編集グループ]