【FC東京 – 浦和】長谷川監督「全員で決めたゴール」、大槻監督「積み上げてきたものを出せた」
浦和は残留”確定”。降格の条件は11点差負けなど3つすべてが揃った場合のみ。
最終節では、浦和よりも勝点が「1」少ない、勝点36の清水エスパルスとサガン鳥栖が対戦する。その関係で、浦和のJ2降格条件は、同カードが引き分け、湘南ベルマーレが勝利、そして浦和が最終節のG大阪戦で11点差で負ける、というすべてが揃わない限り、J1に残留できる。
浦和の大槻毅監督は次のようにFC東京戦後のフラッシュインタビューで語った。
「アウェーでのこうした難しいシチュエーションのゲーム。勝点1を積み上げられて良かったと。勝点3であればさらに良かったですが、難しいゲームだったと思います」
この日、抜擢した山中亮輔とマルティノスがゴールをもたらすなど、選手起用がまずまず奏功した。
「今週だけではなくこのシーズン、僕が(指揮を執るように)やってから積み上げてきたものを出してくれる選手が何人もいたので、そこに関しては非常に感謝しています。
ここまでリーグでは苦しみ、ACLもファイナルでは残念な思いをしましたけれど、そういった積み上げみたいなものは、今日のゲームに出ていたのではないかと思います」
12月7日のホーム最終節はガンバ大阪と対戦する。ベガルタ仙台に2-0、松本山雅FCに4-1と連勝を収めて勢いに乗っている相手だ。
指揮官はサポーターの声援に応えたいと誓った。
「トレーニングが明日からまた始まりますけれど、そこでの全員の振る舞いとか、向かう姿勢などを見ていきたい。試合前に円陣で選手も言っていましたけれど、サポーターがあれだけのものを作ってくれるのだから、必ず返さなければいけない」
リーグ戦はここ14試合で1勝しか挙げられずにいる。最終節、ホームでなんとしても勝利を収めたい。
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[文:サカノワ編集グループ]