マジョルカ久保がカンプノウで大ブーイングを受ける。メッシ3ゴール
マジョルカの久保建英。 ※マジョルカの公式インスタグラムより
5試合連続スタメン。バルサのファンにとって、やはりレアル・マドリードへの移籍は許せない!?
[スペイン1部 15節] バルセロナ 5-2 マジョルカ/2019年12月7日21:00(日本時間8日5時)/カンプノウ
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)、FCバルセロナ対RCDマジョルカは、開始早々にカウンターからアントワーヌ・グリーズマンのゴールでホームチームが先制に成功するなど、5-2でホームチームが勝利を収めた。マジョルカの久保建英は5試合連続のスタメン出場。下部組織(カンテラ)のラ・マシアでプレーし、憧れてきたカンプノウのピッチに立って存在感を放ち、アンデ・ブティミルのゴールの起点にもなった。
しかも……久保に待っていたのは、まさにアウェーの洗礼だった。
4-1-41の右MFで久保は先発。バックスタンドのバルササポーターの目の前でプレーする形となる。
するとマジョルカの背番号26がボールを持つと、カンプノウのスタンド中からブーイングが起きたのだ。
やはりカンテラでプレーしたという少年時代のことをみんな知っていて、レアル・マドリードに移籍したのは”裏切り”ということだろうか。もちろん注目度が高く、マジョルカで脅威になり得る存在であることへの”アピール”だったとも言える。
試合はバルセロナの一方的な展開になっている。立ち上がりは五分五分と言えたが、久保がチャンスを作り出した直後だった。7分、GKテア・シュテーゲンのロングフィードに、アントワーヌ・グリーズマンが抜け出して、チップキックでゴールに沈め、ホームチームが先制に成功。
さらにバルセロナは17分、リオネル・メッシがカットインから相手のプレスが弱まったのを見逃さず、左足をコンパクトに振り抜きミドルを突き刺す。瞬く間に点差を広げてみせる。
バルセロナの精度の高いプレーは変わらない。41分、再びメッシが鋭いミドルを突き刺して3点目。43分には目の覚めるようなパスワークから、最後はルイス・スアレスがかかとで完璧に決めてみせる。そして83分、メッシが再び決めてハットトリックを達成した。
一方、久保は何度かボールを持ち込みチャンスを作り出す。そのなかで久保の仕掛けから起点となり、その流れからアンテ・ブディミルが2ゴールを奪ってみせた。
ホームチームはメッシ、グリーズマン、スアレスの揃い踏みを早くも前半で達成。5-2で勝利を収めた。
バルセロナはリーグ11勝1分3敗(41得点・18失点)の勝点34で首位キープ。一方、マジョルカは4勝2分10敗(16得点・28失点)の勝点14のまま。久保は3試合連続のフル出場。
関連記事:マルティノスが横浜FMの優勝に「本来、浦和がやるべきサッカー」
[文:サカノワ編集グループ]