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リバプール移籍決定。南野がザルツブルクのファンへ「人生の新たな章が始まります」と熱いメッセージ

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「すべてのタイトルが特別なもの。一つひとつ一生忘れません」

 RBザルツブルクの日本代表MF南野拓実が12月19日、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに完全移籍することで、両クラブが合意に至った。両クラブが正式に発表した。

 ザルツブルクは公式サイトで、南野がザルツブルクでプレーした5年間を25枚の写真と3分30秒の動画で振り返っている。その間、5度のリーグ制覇、4度の国内カップ優勝を果たすなど、クラブとともに”歴史”を作ってきたことをたたえている。

 ザルツブルクのクリストフ・フロイント・スポーツダイレクターは次のようにコメントしている。

「RBザルツブルクから現在世界最高の一つであるクラブに選手を輩出できることは、私たちが国際的にも知られる機会であり、非常に素晴らしいことであり、同時に誇りに思っています。タクミは偉大なプレーヤーで、この5年間、非常に成功を収めた時間を送りました。リバプールFCで成功を収めることを願っています」

 そして南野は次のようにクラブのファンに心のこもった熱いメッセージを残している。

「RBザルツブルクで5回優勝し、4度カップ戦を制すことができました。

 そのすべてのタイトルが、私にとって特別なものです。その一つひとつを、人生の中で決して忘れることはありません。

 何よりまずサポーターのみんなに感謝を伝えたいです。ザルツブルクはいつまでも私の心にあります。

 そして私はここでサッカーのみならず、人としても成長することができました。チームメイト、コーチ、スタッフから多くのことを学びました。

 きっと恋しく思うこともあるでしょうね。

 今、私の人生の新たな章が始まります。

 掛け値なしのトップクラブであるリバプールFCでプレーできることを光栄に思います。

 そこでザルツブルクで達成したきたように、もう一度やるだけです」

 南野は18日にメディカルチェックをパスしており、冬の移籍市場が開く2020年1月1日に正式契約を結ぶ。 

 リバプールは現在、カタールで開催中のクラブワールドカップ(CWC)に参戦していて、21日にCRフラメンゴとの決勝に臨む。

 そして年明けには、1月2日シェフィールド・ユナイテッド戦(ホーム)、5日にFAカップのエヴァートン戦(ホーム)、11日にトッテナム・ホットスパーズ戦(アウェー)、19日にマンチェスター・ユナイテッド戦(ホーム)と重要なカードが続く。

 その連戦での南野のデビューはあるのか。24歳の日本代表アタッカーの「新章」が始まる――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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