×

【U-23日本代表採点】4人に最低点「1」。大迫と食野のみ及第点。東京五輪イヤー、サウジとの初戦黒星

[MAN OF THE MATCH=マン・オブ・ザ・マッチ]アイマン・アル・クライフ(サウジアラビア)

期待された小川航基だが、動き直しが明らかに不足。

[タイU-23アジア選手権 GS1節] 日本 1–2 サウジアラビア /2020年1月9日/タマサート・スタジアム

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。

◎採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評

▽先発出場
GK

12 大迫敬介 3
目の前でDFに当たって方向が変わったシュートを弾き出すなど好セーブを連発。「4」をつけても良かったが、2失点で敗れており「3」にとどめた。

DF
3 渡辺 剛 2
守備に関しては前を向いた時に強さを発揮、合格点を与えられる。しかしビルドアップが心もとなく、貢献度が低かった。

15 岡崎 慎 2
前にいる選手のプレスがかからないことも影響したが、ディレイの守備でラインを下げてさらに劣勢にしてしまう。古賀との連係ミスからPKを献上。

20 古賀太陽 1
ピンチになると球際に行けず、下がって対応しようとして、むしろ相手に主導権を握られた。2失点に絡んでしまった。

MF
8 田中 碧 2
いいところをほとんど見せられず。田中駿汰が「守」、田中碧が「攻」というイメージを持っていたことは伝わってきたが、碧が前へ、駿汰が後ろへと意識が働き距離感が悪くなった。

7 田中駿汰 2
劣勢時に最終ラインに吸収された。後ろに味方が3人いるのだから、相手が主導権を握る前に、積極的にチェイスへ行きたかった。

22 橋岡大樹 2
崩されるシーンは少なかったものの、攻撃面での関与が物足りず。クロスの種類や球質は、”なんとなく”ではなく、もっとこだわって突き詰めたい。

5 杉岡大暉 1(▼90+1分)
パスから食野の得点につなげたものの、ボールを奪われ裏返されて何度か数的不利を招いた。豪快にプレーしていた時のように、縦へ突き抜ける動きを見せられずにいる。

10 食野亮太郎 3
意地の一発で一時同点とした。密集地帯でのターンからの崩しでアクセントをつける。ただ、CFと連動して崩すシーンは限られた。スコットランドからの参戦で、グループステージ3試合のみ参戦予定。

19 旗手怜央 1(▼90+1分)
背後を突く動きのスピードとタイミングは良かった。が、シュート精度が低く、オフサイドになったもののGKと1対1になりながらパスコースを探すなど判断が遅く、最も重要なゴールへのインスピレーションや気迫を欠いた。

FW
9 小川航基 1(▼72分)
一度動き出してパスをもらえないと、そこで諦めてしまう。結果を残しているストライカーはそこから二度、三度と動き直して揺さぶり、ボールを引き出したり、味方を生かしたりできる。そういった「意識」を変えて、実践できるか。

▽交代出場
FW
13 上田綺世 ー(△72分)
不要なファウルで時間を使われ、相手の思うツボに。しかも上田自身もフラストレーションを溜め込む悪循環に陥る。裏抜けを狙うものの、スペースもなく空回り。鹿島の選手らしいしたたかさがまだ感じられない。

MF
18 田川亨介 ―
(△90+1分)
リードされたあと、アディショナルタイムにシャドーで投入。出場時間が短すぎて何もできなかった。

MF
16 相馬勇紀 ―
(△90+1分)
暑さやコンディションを考えると、杉岡や橋岡の位置にもう少し早く投入しておきたかった。しかもリードされてからでは相手もゴール前を固める。同点で相手も前へ出ようとしている時に投入したほうが効果的だったのでは?

関連記事:香港紙が中国代表に眉ひそめる「血なまぐさい日本戦」「橋岡の頭にスタッドを打ち付けた」

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads