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【神戸】ポドルスキが去就について注目発言「いくつか断った」「ドイツでプレーすることはない」

神戸で天皇杯制覇。ポドルスキ(中央)はどのような道を選択するのか。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

移籍専門サイトで、重視する条件を明かす「街、ファン、スタジアム…」。急浮上したマレーシア行きの可能性にも一言触れる。

 ヴィッセル神戸で天皇杯制覇を成し遂げた元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキだが、2020年1月いっぱいで神戸との契約満了を迎える。天皇杯優勝を果たしたことで神戸は来季のアジアチャンピオンズリーグ( ACL )出場権を獲得。さらにドイツU-23代表は東京オリンピックの出場権を得ており、日本滞在を続けるポルディにはオーバーエイジとしての招集の可能性も浮上している。

 神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター( SD )はポドルスキとの契約について「パジェットの問題がある」と語っており、6億円からの大幅な年俸減額による提示があったと見られる。例えば夏まで、あるいは1年間残留する、という可能性も残っているようである。

 そうしたなか、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマーケット』は1月13日、ポドルスキが語った今後の去就に関するコメントを紹介している。

「世界地図に投げて刺さったところに行く、というようなナイフは持っていない。そのことで毎晩ベットのなかで汗を流して熟考しているわけでもありません」

 決して楽観的には考えていないものの、睡眠不足に陥るほど極度に悩んでいるわけでもないという。

「しかし、私はあらゆる方向性とあらゆるオプションについて検討しています」としたうえで、ポルディは「これは違うな(正しくない)と感じたいくつかのクラブには、すでに断りを入れています」とも明かす。

「街、ファン、スタジアム、プロジェクト、子供のための学校……そのすべての条件が合致しないといけない」

 それがポドルスキの譲れない条件だという。

 また、ブンデスリーガの1F.C.ケルンがユースチームのポストを用意している件について、まだケルンサイドとの協議は実現していないとも明かす。ただ、アポイントがあったことを認め、「このあと会うでしょう。(スポーツダイレクターの)ホルスト・ヘルトからは先月電話があり、とても有意義な話し合いができました」と、神戸の10番は語る。

 ただし、「今後ドイツでプレーすることはありません、1部でも2部でも。これまで過去数年のうちにいくつか問い合わせがありましたが、もはや私にとってそれらは問題外です」とも打ち明ける。ケルンの英雄とたたえられる男に、ブンデスリーガのピッチに立つ、という選択肢はないということだ。

 そしてここに来て、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムFCが移籍先の候補の一つに浮上していると伝えられた。それについて聞かれたポドルスキは”のらりくらり”と「まあ、見ていてくださいよ」とかわしたそうだ。

 34歳のポルディは2022年まであと2シーズンは現役としてプレーをしたいと考えているという。これまでメジャーリーグサッカー(MLS)のシカゴ・ファイアー、母国ポーランドのグールニク・ザブジェが具体的に獲得を検討していると報じられてきた。

 天皇杯決勝では先発出場し、神戸に初タイトルをもたらした。神戸の始動日は1月22日。それまでに歴史を刻んだレフティに関して、何かしらの発表があるか。ウルトラCがあるとすれば、Jリーグ内での移籍も!? 

関連記事:【天皇杯】ポドルスキが去就について語る「神戸が優先。家族と話し合い考える」

[文:サカノワ編集グループ]

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