サラゴサ昇格圏浮上も…香川真司が負傷交代「攻撃レベルの調整が必要に」と指揮官も悔やむ
サラゴサでの香川真司。(C)Real Zaragoza
リーグ3試合ぶり先発。クラブ公式サイトが「右太ももに違和感」と伝える。
[スペイン2部 27節] サラゴサ 0-0 フエンラブラダ/2020年2月8日/ラ・ロマレーダ
スペイン(ラ・リーガ)2部、レアル・サラゴサがCFフエンラブラダとスコアレスで引き分けた。最近好調だったサラゴサの日本代表MF香川真司は4-2-3-1のトップ下で先発出場したものの、右太ももを傷めて36分に途中交代している。他チームよりも1試合消化試合の少ないサラゴサだが、暫定3位に浮上している。
コパ・デルレイのレアル・マドリード戦で幾度となくチャンスを作り出すなど好調をキープしていた香川が、満を持してリーグ3試合ぶりに先発出場を果たした。
しかしチームは開始早々に得たPKを失敗。そして香川が違和感を訴えて交代を余儀なくされた。さらに試合終盤にもゴールが決まったかに追われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってゴールが取り消された。
サラゴサのビクトール・フェルナンデス監督は試合後の記者会見で、「フエンラブラダの守備レベルは非常に高かった」と相手を評価する一方、「シンジの負傷により、私たちは攻撃レベルの調整を余儀なくなれました。私たちの守備に関しては、完璧だったと思います」と、香川の負傷交代を”誤算”に挙げた。
「最後まで勝利を目指しましたが、引き分けを良いものとして受け入れなければいけません。複雑な気持ちではあります。ただ負けるよりも良かったと言えます。勝ちにずっと近づいていた。それが重要なことです」
指揮官はそのように、この勝点1をポジティブに捉えようとしていた。
クラブは公式サイトで香川の状態について「右太ももに違和感を訴えたため交代した」と報告している。
サラゴサは12勝8分6敗(36得点・25失点)でリーグ暫定3位。1試合消化の多い2位UDアルメリアとは勝点2差に迫っている。香川の状態が気にあるところ。ここから最重要な時期を迎えるだけに、1日も早い完全復活を待ちたい。
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[文:サカノワ編集グループ]