川淵氏が新型コロナで東京五輪IOC発言「敬意欠く」、Jリーグ中断「やむを得ない」

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「開催国開催都市に対するリスペクトに欠ける」

 Jリーグの川淵三郎初代チェアマンがここ1週間、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うサッカーをはじめとするスポーツ各界の動向について、自身のツイッター(@jtl_President)で自身の見解を示してきた。

 2月20日の段階では、次のように自粛ムードに疑問を呈していた。

 色々考えたんだけど…感染を防ぐために人との接触をできるだけ避ける。そのためにイベントの開催は中止する…という考え方はもっともだけど安易すぎない?満員の通勤電車をどう考えるの?生活のために自己責任で通勤するのでは?イベントも自己責任で見に行きたい人は行けば良いという事にならない?

 その後は情報が溢れ、事実が錯綜。24日には、冷静な判断の必要性を強調した。

 コロナウイルスに感染した患者の八割が軽症で済んでいると報道されている。その八割の患者の完治に至る迄の経過をいろんな症状の例を上げて国民に説明することで少しはパニック状態が軽減されるのでは。知る限り現段階では対症療法でしか治療する術がなく、でも軽症者はそれで完治しているのだから。

 そして25日、Jリーグの村井満チェアマンが2月26日から3月15日までの公式戦の延期を発表する。この判断に、川淵氏も理解を示した。

 Jリーグが関係者の総意を基に難しい判断を下した。感染が想像以上の広がりを見せる中、この2、3週間が山場だと言う言葉を信じての延期もやむを得ないと思う。少なくとも一節で25万人前後の人が観戦する訳だから。

 一方、IOC幹部が東京オリンピックの開催可否について、5月末にも判断するべきだと発言。その”物言い”を批判した。

"東京オリンピックパラリンピックの開催は待っても3ヶ月"という言い方は開催国開催都市に対するリスペクトに欠ける。

 さらに26日には日本サッカー協会が、3月15日まで自宅勤務にすることが発表された。

サッカー協会は明日から来月15日まで出勤、出張、外部との折衝禁止となりました。僕の村長としての活動は全く別ですけどー。

 その発言からも、この1週間で、事態が大きく動いたことが分かる。このまま収束に向かうのか。国から何かしらの新たな指針なども示されるのか。現状では健康を心掛ける一方、推移を見守るしかないが、川淵氏のつぶやきから、新型コロナウイルス感染に伴うスポーツ界の動きや空気を感じ取ることもできそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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