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新型コロナ、プレミアリーグは6月1日以降の再開を検討へ。セントラル方式も示唆

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「すべてのチームがホームでの開催を希望している」と強調する一方で――。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中断しているイングランド・プレミアリーグのリチャード・マスターズCEOが5月11日、イギリス政府から6月1日以降に試合を再開できる可能性が示されたことを受けて、ステイトメント(声明)を発表した。あくまでも選手・スタッフやその家族の安全と健康を第一に「条件が整った場合」のみ、リーグ再開を迎えられるということだ。

 マスターズCEOは「イギリス政府はイングランドでのロックダウンの緩和について発表するとともに、6月1日以降、ライブスポーツの再開の可能性が示唆されました」と報告したうえで、「もちろん安全が第一です。まず、何よりも政府や医療専門家の意見に耳を傾け、助言に従い続けなければいけません」と強調。パンデミックが収束を迎え、感染拡大に一定の目処がついた場合にリーグを再開できるということで、全20クラブが「一致団結」したそうだ。

 20クラブはシーズン全日程の試合実施を目指すことでの意思の統一も図った。今週末にもマスターズCEOが監督や選手たちとの意見交換をする予定もあるそうだ。

 また、「できる限りホームで試合をしたいというのが、全クラブの希望です。すべては現在進行形の話であり、運営方法についても話し合っていきます」として、基本はホーム開催を前提にしているが、セントラル(集中)開催などの可能性も示唆される形となった。

 イギリスでは5月11日から在宅勤務を推奨する形で、経済活動を緩和していくことを発表。6月1日からは、これまで1日1回と制限されていた屋外でのスポーツについて(11日から2回)、同居人とであれば無制限で認めるという方針も示された。

 プレミアリーグの日本人選手では、首位のリバプールFCに南野拓実、13位のニューカッスル・ユナイテッドFCに武藤嘉紀が在籍している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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