【鹿島】内田篤人、伊東幸敏…広瀬陸斗が語る充実の切磋琢磨「学ぶことがたくさんある」

鹿島の広瀬陸斗。(C)SAKANOWA

中断期間、共有の映像でコンセプトや狙いの浸透を図る。「久々に全員の顔を見ながらサッカーができる喜びを噛み締めています」

 鹿島アントラーズのDF広瀬陸斗が6月5日、全体練習再開から1週間が経ち、Jリーグ再開が7月4日に決まったことを受けてオンラインで取材に応じた。昨季王者の横浜F・マリノスから今季加入したサイドバックは、ケガから復帰してきた内田篤人、伊東幸敏らとともに充実の時を過ごしていると語り、チーム全体の底上げをリーグ戦リスタート後のポイントに挙げた。

 広瀬は「全体練習が始まり1週間以上が経ちましたが、久々に全員の顔を見ながらサッカーができる喜びを噛み締めています。まずはケガをしないように、7月4日の再開に向けて、徐々に全体で上げています」と、現状について語る。

 鹿島に加入後、公式戦の全3試合に先発出場し、収穫と課題を見出していた。その矢先、新型コロナウイルスの影響により、長い中断期に突入してしまった。

 ただ、この期間も、広瀬は有効に活用できたと捉えている。

「移籍してきて開幕からいい流れで、チームに馴染めてきたかなという時期に(中断に)なってしまい残念ではありました。(中断期間中は)チームのコンセプトやどういったサッカーをしたいかは、チーム全体で見られる共有のフォルダに映像が格納されていて、それをみんなで見ながら確認することに充てていました。(全体練習では)久々にみんなと再会し、『ゼロから』というわけではなく、『積み上げてきたところから』という感じを受けています。そこは良いことだと思っています」

 主戦場である右サイドバックは、内田篤人、伊東幸敏がケガから復帰し、コンディションを上げてきている。それぞれ特長やタイプは異なるが、広瀬は切磋琢磨し合いながら、チームの勝利に貢献していきたいと決意を示す。

「篤人さん、ユキくん(伊東)が(リハビリから)帰ってきて、一緒に練習することが多くなり、学ぶこともたくさんあります。もちろんライバルとも言えますが、自分はそこまで思っていなくて、何より今年は連戦も多くなります。絶対に全員が必要になると思います。まずは自分のこと、自分のコンディションを確認しながら、チーム全体で鹿島を勝利に導きたいです」

 先日は音声配信アプリ「stand.fm(スタンドエフエム)」の『鹿島アントラーズ公式チャンネル』に登場。横浜FMから移籍した理由について、「鹿島のサイドバックは上下運動量が基本にあり、そこで勝負したい。それに『個』の能力を伸ばしたいと考えて、鹿島を選びました」と語っていた。

 元浦和レッズの広瀬治氏を父親に持つが、ある意味、反骨の道を歩んできた。浦和ユースを経て、2014年、水戸ホーリーホックでプロのキャリアをスタート。水戸、徳島ヴォルティスで着実にブレイクスルーを果たし、昨季の横浜FMを経て、2020年、24歳のDFは鹿島に加わった。

 もちろん、新型コロナウイルスの影響に関して、まだ予断の許さない状況が続く。シーズン中、何が起きるのか、どのようなことが起きるのか、あるいは問題なくシーズンが進んでいくのか、それは誰にも分からない。

 ただ、この不安を拭えぬ厳しい状況をも受け入れることで、広瀬は一段と強く逞しい選手になろうとしている。

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[取材・文:塚越始]

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