Jリーグ東京3クラブ代表と村井チェアマン表敬訪問、小池百合子都知事が「『withコロナ時代』の新たな挑戦を」
(左から)東京Vの羽生英之社長、FC東京の大金直樹社長、東京都の小池百合子知事、Jリーグの村井満チェアマン、FC町田ゼルビアの下川浩之会長。(C)SAKANOWA
小池知事「ぜひJリーグ再開で、東京にまた力を取り戻すように協力をお願いします」
公益財団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ) の村井満チェアマンと東京都にホームタウンを持つ3クラブの代表が6月24日、東京都庁で小池百合子都知事を表敬訪問し、新型コロナウイルスによる中断を経て、この週末にJリーグが再開されることを報告。これまでの医療従事者や行政をはじめとする関係者への感謝を伝えるとともに、今後の試合開催に向けた協力と助言を求めた。
今回、小池知事を表敬したのは、村井チェアマンと、東京フットボールクラブ株式会社(FC東京)の大金直樹社長、東京ヴェルディ株式会社(東京ヴェルディ) の羽生英之社長、株式会社ゼルビア(FC町田ゼルビア) の下川浩之会長。選手・スタッフ全員のPCR定期検査の実施などを報告するとともに、東京都外からの移動が実施されたあとの理解と協力を呼び掛けた。
村井チェアマンは冒頭、「私たちも万全の感染症対策を施したうえで、都民の皆さまにご迷惑が掛からないように、しっかり留意をしながら、ステップを踏んで、まずリモートマッチ(無観客試合)から徐々に皆さまのご理解をいただきながら、スタートしていきたいと考えていきます」と語り、引き続きの協力を求めた。
このあと、3社長がそれぞれあいさつしたあと、小池知事は「都民の皆さん、サッカーのファン、サポーターの皆さんも心待ちにされていたと思います。ぜひJリーグ再開で、東京にまた力を取り戻すように協力をお願いします」とリーグ再開を喜ぶとともに、次のように呼びかけた。
「一方、感染予防にはくれぐれも気を付けていただきながら、素晴らしい試合を展開していただければと思います。今はまだワクチンや治療薬がない段階。『withコロナ』の啓発を強いられています。これまでの日常と異なり、サッカーの無観客での開催も決して日常ではないと思います。『withコロナ』の時代を始めていくうえで、皆さんの挑戦と言いましょうか、心意気も参考になっていくかと思います。スタジアムで盛り上がっていける日を夢見ながら、着実に一歩ずつボールを前へ進めて、シュートを決めてもらいたいと思います。東京にエネルギーを与えてくれる皆さんには期待をしています」
そのように小池知事は『withコロナ』での新たなチャレンジ、新たな発想を出し合っていくことが、特に都市圏では必要になっていくと強調していた。このあとメディアが退出し、約10分ほど意見公開を行った。
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[取材・文:塚越始]