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【札幌】駒井善成のゴールを守り切り、鹿島に初のダブル達成!「互いの気持ちがぶつかるハードなゲームだった」とペトロヴィッチ監督

札幌の駒井善成(2018年5月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ザーゴ監督「拮抗した展開、細かいミスが勝敗を分ける展開に」。

[J1 23節]札幌1-0鹿島/2020年10月18日/札幌ドーム

 J1リーグ23節、北海道コンサドーレ札幌が駒井善成のゴールで、鹿島アントラーズに1-0の勝利を収めた。札幌は鹿島にリーグ2勝、初のダブルを達成した。

 札幌は最終ラインを高く保ちながら、ウイングバックが上下動を繰り返しながら前線とも絡み、丁寧にパスをつないで試合を動かしていく。一方、鹿島は球際に厳しく行き、ボール奪取からカウンターに持ち込もうと試みる。

 ホームチームの攻撃が噛み合い出した、41分だった。何度か攻撃を作り直すなか、福森晃斗のスルーパスに駒井が合わせてゴールネットを揺らす。

 後半も一進一退の攻防が続く。ただ九州で行われたサガン鳥栖との一戦から、中2日で北海道で戦うアウェーゲーム連戦の影響は大きく、鹿島はプレーに精彩を欠いてしまう。

 一方、札幌は最後まで集中を切らさず、7試合ぶりの無失点勝利を収めた。今季初の1-0。

 札幌のペトロヴィッチ監督は試合後の記者会見で、「非常に難しく互いの気持ちがぶつかるハードなゲームで、私たちの勝利に値する内容だったと思います。1-0でしたが、もう少しゴールを決められるチャンスがありました。選手たちは最後までアグレッシブなサッカーを展開してくれたと思います。鹿島から2勝を収めるのは私たちにとって大きな結果であり、選手たちの運動量、球際での戦いについて、非常に高く評価しています」と喜んだ。

 一方、鹿島のザーゴ監督は次のように振り返った。

「拮抗した展開になると予想されただけに、細かいミスが勝敗を分ける展開になりました。スペースを狙う前の段階のパスミスが目立ちました。(さらに中2日でアウェーのヴィッセル神戸戦へ)求めているプレス強度やパス精度も欠きましたが、できるだけ体力を回復させて臨みたいです。長距離移動が続いた影響もあり、また(ナイトゲームから)13時のゲームになった感覚のズレもあったと思います。ただし日程は決定していることなので、それに合わせ、しっかり準備をするだけです」

 また決勝点を決めた札幌の駒井は「ペトロヴィッチ監督の63歳の誕生日、勝って祝いたかったですが、何より札幌に勝点3をもたらしたかったです。(得点シーンについて)福森から丁寧なパスが来たので、落ち着いて決めるだけでした。どんどんホームで勝って勢いを付けていきたいと思います」と喜んだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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