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横浜FMのGK朴一圭が鳥栖に期限付き移籍。意味深…ファンへ覚悟のメッセージ「これからも前を向いて挑戦」

横浜F・マリノスのGK朴一圭。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

高丘陽平とトレードの形となったが――。

 横浜F・マリノスのGK朴一圭(パク・イルギュ)が10月25日、 サガン鳥栖に期限付き移籍することが決まった。両クラブが正式に発表した。移籍期間は2021年1月31日まで。2020シーズンの横浜F・マリノスとのすべての公式戦に出場できない。

 朴は1989年12月22日生まれ、埼玉県出身、30歳。180センチ・76キロ。A型。これまでのキャリアは、埼玉朝鮮小中級学校 ― HAN FC ― 東京朝鮮中高級学校 ― 朝鮮大学校 ― 藤枝MYFC ― FC KOREA ― 藤枝MYFC ― FC琉球 ― 横浜FM。昨季は25試合に出場し、横浜FMのリーグ制覇に貢献。今季はケガにも苦しんだが、これまで12試合に出場していた。

 朴は横浜FMのサポーターに向けて、次のようにコメントしている。

「この度、サガン鳥栖へ期限付き移籍することになりました。急なご報告になってしまったことを申し訳なく思っています。まず、J3でプレーをしていた自分にJ1でプレーする機会を与えてくれたF・マリノス、そしてボスにとても感謝しています。また、サッカーに集中できるようにサポートし支えてくれたスタッフの方々、チームメイトのみんな、本当にありがとうございました。

 このクラブに来る前までは、伝統あるF・マリノスでサッカーができるとは夢にも思っていませんでした。そしてF・マリノスに来たからこそ素晴らしい経験を得ることができました。シーズン半ばで移籍をすることになりますが、これまで応援してくださったファン、サポーターの皆さんの支えがあったからこそ、僕のF・マリノスでの日々がありました。

 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 僕をF・マリノスファミリーとして温かく迎え入れてくれてありがとうございました。J1でプレーする機会を与えてくれたF・マリノスのためにも、挑戦する姿勢、諦めない気持ちを強く持ち、僕はこれからも前を向いて挑んでいきます」

 一方、鳥栖のファンとサポーターに向けて、「サガン鳥栖のファン・サポーターの皆さん、この度、横浜 F・マリノスから加入することになりました朴 一圭です。一日でも早くチームの勝利に貢献できるように全力で頑張りますので応援よろしくお願いします」と短いコメントに決意を込めている。

 事実上、鳥栖でプレーしていた高丘陽平とのトレードの形になった。韓国籍を選択していた朴がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の外国籍選手枠の関係から出場できないことが判明。そのための措置でもある。しかし今後の復帰について触れていないコメントからは、朴の“覚悟”も伝わってくる。

 一方、鳥栖にとっては、非常に大きな補強になる。特例で設けられた10月の補強期間、一つ大きな動きが起きた。

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