【FC東京】ACL上海申花の極悪タックルでディエゴ負傷、決勝点の安部柊斗「大一番、絶対負けられなかった」
FC東京の安部柊斗。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
決定機を外し続けたが、後半、レアンドロも決めて2ゴール!グループ2位浮上。
[ACL GS4節] 上海申花 1-2 FC東京/2020年11月27日(日本時間22:00)/エデュケーションシティ・スタジアム
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)4節、J1リーグのFC東京戦がレアンドロと安部柊斗のゴールで中国超級リーグの上海申花に2-1の勝利を収め、グループFの2位に浮上した。FC東京は11月30日、現在グループ首位の韓国Kリーグの蔚山現代と対戦する。
決定機でことごとくGKに止められてきたFC東京だが、61分、レアンドロが強烈なショットを突き刺して、ついに均衡を破る。さらに82分、原大智のパスに安部が合わせて、リードを広げる。このあと1点を返されたものの、FC東京が2-1で勝利。第1戦を0-1で落としていたが、しっかりと返してみせた。
冷静に決勝点を決めた安部は試合後のフラッシュインタビューで、「今日が大一番だと(長谷川健太)監督もおっしゃっていたので、チームとしても、個人としても、絶対に負けられなかった。全員の気持ちが入っていて、結果的に2-1で勝ててすごく良かったです」と語った。
「個人個人が球際や走力で負けないことを頭に叩き込んでやっていました。こうしたアジアの大会はなかなか経験できなくて、自分自身も初めてみたいなものだったので、すごく激しいチャージやタックルが来るんですけど、それもいい経験だと捉えて、自分の成長につなげたいと思います。(蔚山現代戦に向けて)今日勝点3を取れたので、このまま勢いに乗って、次の蔚山戦も、みんなで勝点3を取りに行きたいと思います」
ACL初ゴールが値千金の一撃に。明治大から今季加入したルーキー安部が、今大会のラッキーボーイになるかもしれない。
一方、この試合の後半開始直後、ディエゴ・オリヴェイラが34歳になる元中国代表DFチン・ション(秦昇)の後方から足裏を見せたまま足首を狙った非常に悪質なタックルを食らって負傷。立ち上がることができず、原との交代を余儀なくされた。中国リーグでも2017年にベルギー代表アクセル・ヴィツェルの足を思い切り踏み付けるラフプレーにより6か月間の出場停止を食らった経験を持つチン・ションだが、今回はイエローカードにとどまった。
FC東京は2勝1分1敗(4得点・3失点)の勝点7で2位に浮上。上海申花は2勝2敗(5得点・6失点)の勝点6のまま3位に後退した。
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[文:サカノワ編集グループ]