【鹿島】選手会長就任、広瀬陸斗が内田篤人から「鹿島のサイドバックは日本代表を目指して」とメッセージを胸に新シーズンへ
2021シーズンに向けて始動した鹿島の広瀬陸斗。(C)KASHIMA ANTLERS
「絶対に優勝しないといけないシーズン。日々、いいコミュニケーションをとっていきたい」
J1リーグ鹿島アントラーズのDF広瀬陸斗が1月21日、オンラインによるメディア取材に応じて、2021シーズンの選手会長に就任したことを報告した。
選手会長の選定は、前回会長からの指名。犬飼智也から「陸斗、今年の選手会長ね」と言われ、拒否権はないとのことで、その場で決定したということだ。日本プロサッカー選手会(JPFA )の総会などにチームの代表として参加し、選手の意見を伝える役割などを担う。
「大丈夫ですか、俺で!? とは言いました。クラブ30周年という大事な時に、俺でいいのかと思いましたが、なったからには、チームであり選手の中でも、みんなからなんでも言ってもらえるような存在でありたいです。絶対に優勝しないといけないシーズン。日々、いいコミュニケーションをとって、チームを優勝させたいです」
今シーズンの右サイドバックの争いもまた熾烈だ。昨季はケガに苦しんだ広瀬だが、小泉慶とは激しい争いを続けてきた。また内田篤人が昨年の夏に引退した一方、明治大学から常本佳吾が加わった。
「ライバルではありますが、選手を誰が使うかは監督が決めること。自分が思ったことを伝えたり、こうしたほうがいいのではないかと考えたりしたことを言いながら、チームが優勝できる方向へ持っていきたいです」
その内田からは、引退する際、こんなことを言われたそうだ。
「鹿島のサイドバックで試合に出るからには、日本代表を目指してやってほしいと言われました。僕自身、日本代表で、という意識がこれまであまりなくて、まずチームが優勝できるようにとだけ思っていました。ただ、その言葉をもらい、意識しながらやるようになりました」
すべてはまず鹿島でタイトルを獲るために――。その先にまた新たな世界が待っている。25歳のサイドのスペシャリスト、鹿島での2年目のシーズンを迎えた。
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[文:サカノワ編集グループ]