【TM浦和-相模原】田中達也が活躍、汰木康也ファインゴール。武藤雄樹は献身的に2ゴール貢献
浦和の田中達也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ルーキー伊藤敦樹はプロファーストゴール、杉本健勇はPK弾。“キャプテン”関根貴大も決める。
J1リーグの浦和レッズとクラブ史上初めてJ2リーグに昇格したSC相模原が練習試合を行い、浦和がトータル4本(45分×2本:2-0、30分×2本:3-0)で5-0の勝利を収めた。
埼玉スタジアムで行われた実質1試合目は、40分、コーナーキックから先日キャプテン就任の決まった阿部勇樹のすらしを、DFと競り合った武藤雄樹が体を張って折り返す。最後は琉球経済大から加入したルーキー伊藤敦樹が押し込み先制した。
さらに44分、武藤のチェイシングからボール奪取に成功。そこからショートカウンターを発動すると、縦に持ち込んだ明本考浩のマイナスのパスに、逆サイドから中央に位置どった汰木康也が合わせて、2点目を決めた。
1試合目は後半スコアレスに終わり、浦和が2-0で勝利を収めた。終盤には浦和ユースの選手も起用されるなど、様々なテストと融合も進められた。
埼玉スタジアム第2グラウンドに移っての実質2試合目は、30分2本で行われ、大分トリニータから加入した田中達也が気を吐いた。この60分間キャプテンマークを巻いた関根貴大からのクサビを受けた杉本健勇がスルーパス。田中がDFをブロックしながら倒れ込み、シュートを決めた。
さらにこの日積極的に仕掛け続けた田中が、ペナルティエリアで倒されてPKを獲得。30分、これを杉本が決めて2点目を記録した。
通算4本目の17分、浦和が自陣コーナーキックからカウンターに持ち込んでみせる。そして杉本が持ち上がり相手選手を引き付けてパス。これを受けた関根がループで流し込み、この日を締めくくるゴールを決めた。
一方、相模原は何度かゴールに迫ったものの、チャンスにつなげられず。高い位置からのプレスもなかなかハマらず苦戦を強いられた。そのなかで元日本代表である藤本淳吾が1試合目、稲本潤一が2試合目に出場し、随所で存在感を示していた。
Jリーグ開幕までは、あと2週間。浦和は2月27日、ホームでFC東京と対戦する。一方、相模原は2月28日、ホームで京都サンガF.C.とのJ2初陣に臨む。
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[文:サカノワ編集グループ]