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【磐田4-1松本】「多分当たっていない」橋内のハンド判定、今回は微妙だが…J2でVAR導入求める声はさらに高まるか

写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

肩から先の一部でもボールが触れれば「ハンド」の対象。

[J2 7節] 磐田 4-1 松本/2021年4月10日/ヤマハスタジアム

 J2リーグのジュビロ磐田対松本山雅FC戦の前半、橋内優也のハンドのファウルでPKを与え、これをルキアンが決めてホームチームが先制に成功。磐田がさらに追加点を重ねて、4-1の勝利を収めた。

 その橋内のハンドを取られたシーン。微妙なシチュエーションだったこともあり物議を醸している。

 右サイドからペナルティエリア内のルキアンがポストプレーで左にいた松本昌也へ落とす。そして松本の右足から放たれたボールが、飛び込んで腕を上げた橋内の左腕と背中からその下の脇腹あたりに当たっている。そして近い距離で見ていた主審はハンドの反則でPKを告げ、橋内にはイエローカードを提示した。

 離れたカメラからでは背中に当たっているようにも見える。一方、VTRで捉えた近距離からのカメラでは、ハンドと規定されている肩と腕の境である「脇の下から先」の部分にボールが当たっているようにも見える。カメラでも判然とはしない。

 橋内は試合後のオンラインによる記者会見で、次のように語っていた。

「自分たちのほうがいい流れでゲームに入ることができました。けれど仕留られずにいたなか、前半の終わりに僕のところで、多分(ボールは腕に)当たってはいないと思うのですが、微妙な判定でPKを取られて前半が終わってしまったのは結構痛かったです」

 そのように、いずれにせよ結果的に試合を左右するワンプレーとなってしまった。

 先のザスパクサツ群馬対ギラヴァンツ北九州で、中山雄登がハンドのファウルを取られたシーンとはまた異なるシチュエーションと言える。主審の判定を誤りと決め付けるのは早計か。

 その群馬戦の問題のシーンについて議論したDAZNのコンテンツ『Jリーグジャッジメント』では、解説した日本サッカー協会(JFA)審判S級インストラクターの廣嶋禎数氏が「ディフェンスの選手が上げた腕の一部でも(ボールが)かかっていればハンドの反則になります」とも強調していた。また、他の審判員が「明らかにハンドではない」「ボールは腕に当たっていない」という情報を持っていれば進言すべきだが、あくまでも最終決断を下すのは主審であり、「ハンドかどうかの判断は主観にもなります。より近い主審が決めるべきだと思います」とも補足していた。

 とはいえ、群馬がJリーグに要望したように、J2リーグでもVARを採用すべきだ――。その声は、さらに高まっていきそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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