【大分】「大人げなく泣いてしまった」片野坂監督がロティーナ監督から初勝利。清水に1-0、7連敗でストップ
大分の片野坂知宏監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
町田也真人のゴールを守り切る。今季ホーム初の勝点3!!
[J1 12節] 大分 1-0 清水/2021年5月2日/昭和電工ドーム大分
J1リーグ12節、大分トリニータが町田也真人のゴールを守り切り、清水エスパルスに1-0の勝利を収めた。大分は7連敗でストップし、今季リーグ戦ホーム初勝利に。
大分の片野坂知宏監督は試合後のオンラインによる記者会見で、この勝利の“価値”について、次のように語った。
「なんとしても勝点3を取りたいゲームでした。まずリーグ戦で連敗している状況であり、また私自身、対ロティーナさんに2017年のJ2の頃から戦ってきて勝つことのできない監督でした。そして私と一緒に戦ってくれた戦友であり選手も何人かいて、そういう思いの中で、何としても今日はホームでゴールデンウィーク中、たくさんの方と一緒に勝利を分かち合いたい、喜び合いたいと思って臨みました」
そういった様々な状況もあり、試合直後、思わず涙を浮かべてしまったと明かした。
「結果は僅差でホーム初勝利を収められ、大人げなく泣いてしまいました。ここまでなかなか勝てない状況で、苦しい思いをファン・サポーターの方、関係者の方、何より選手に勝たせてあげていない悔しさもありました。先制点は大きく、虎の子の1点を全員で守り切り、みんなで掴み取った勝点3。本当に勝って良かったとホッとしています」
指揮官はそのように率直な思いを口にしていった。
それでもまだ厳しい状況は続く。大分は2勝2分7敗(8得点・17失点)の勝点8で暫定17位。一方、清水は2勝5分5敗(10得点・15失点)の勝点11で暫定16位だ。
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[文:サカノワ編集グループ]