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【C大阪1-1G大阪】大久保嘉人が負傷交代、ダガートら助っ人勢デビュー。「今日以上の力を出せる」とクルピ監督は期待

オンラインによる取材に応じたC大阪のクルピ監督。協力:セレッソ大阪

リモートマッチ(無観客)の大阪ダービー、ドロー決着に「妥当な結果」。

[J1 12節] C大阪 1-1 G大阪/2021年5月2日/ヤンマースタジアム長居

 セレッソ大阪対ガンバ大阪の「大阪ダービー」は、政府の緊急事態宣言の発出に伴いリモートマッチ(無観客)で開催され、1-1で引き分けた。

 ホームチームが74分に中島元彦のゴールで先制。しかし8分後、ハンドのファウルで得たPKをG大阪がパトリックが決めて追い付く展開に。C大阪は前半終了間際に得たPKのビッグチャンスで、豊川雄太がキックをポストに当てて外してしまったことが結果的に響いた。また、大久保嘉人が前半早い段階の23分に負傷し、アダム・タガートと交代している。

 C大阪のレヴィー・クルピ監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「妥当な結果だと受け止めています。両チームともに攻撃における選手の能力を考えれば、もっと、もっといいものを出せたはずです。そういう意味で、妥当だったと思っています」と、勝点1に終わった結果を受け止めていた。

 また、大久保の状態について、指揮官は「試合の直後で正確な診断はまだ出ていません。明日、ドクターからの詳しい情報を待ちたいと思っています。筋肉系のケガであるとは聞いています」と説明した。

 一方、大久保と代わって27歳のオーストラリア代表FWダガートがデビュー(63分で加藤陸次樹と交代に)。さらにセンターバックのチアゴ、ダンクレーも新天地での初出場を果たし、さっそく存在感を発揮した。

 クルピ監督は次のように、助っ人陣への期待を口にしていた。

「前線はクリエイティブなプレーが求められ、ダガートはデビュー戦の難しさもあり、これからさらに彼らしさを出せると思います。センターバックの二人は空中戦の強さを含め本当に良かったと思います。3人に共通して言えるのは、今日のパフォーマンス以上、もっと出せる力があるということです」

 C大阪は6勝3分4敗(19得点・14失点)の勝点21で暫定6位、一方、消化試合数の少ないG大阪は1勝4分3敗(2得点・5失点)の勝点7で暫定18位。

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[文:サカノワ編集グループ]

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