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レアルのジダン監督はシーズン後「将来について決断」。果たして…後任候補にあのイタリア人指揮官

ジネディーヌ・ジダン監督(左)、久保建英(右)。(C)Audi CUP :(C)SAKANOWA

ヘタフェにレンタル中、久保建英の去就にも影響か――。

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督の来季の去就が注目を集めている。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)は準決勝で敗退、スペイン国王杯もすでに落とし、スペインリーグは残り3試合を残して2位。「無冠」に終わる危機に立たされている。48歳のフランス人指揮官の契約は2022年6月まであと1年を間残している。しかしスペインメディアでは、この2次政権で2年以上率いてきた指揮官は精神的に相当な疲労を蓄積していて、退団することもあり得るのではないかと報じている。

 そうしたなか、『スカイ』がこのほど、ジダン監督はシーズン終了後、「自身の未来について決断する」と報じた。もちろん、それがあと1年契約をまっとうするという決断なのか、さらなる契約延長なのか、それとも退団なのか、あるいは別の道に進むのか……。もしかすると、現時点でも決めかねているかもしれない。ただ、いずれにせよ、レアル・マドリードの選手・スタッフとともに、2連覇の可能性を残すラ・リーガの戦いのみに集中するということだ。

 また同メディアは、万が一、ジダン監督が退団する場合、イタリア・セリエAのユベントスFCで黄金期を築き上げたイタリア人の53歳マッシミリアーノ・アッレグリ氏を後任候補の一人としてリストアップしているという。これまでも噂では伝えられてきたが、実際に“検討”されているようだ。

 ジダン監督は2019年のプレシーズン、加入したばかりの日本代表MF久保建英をインターナショナルツアーに帯同させて、そのセンスを非常に高く評価していた。2019-20シーズンは、非EU枠の外国籍選手枠が空いておらずラ・リーガの試合に臨めない状況のため、RCDマジョルカへの期限付き移籍を選択している。

 ちなみにジダン監督は昨年6月24日、RCDマジョルカ戦(〇2-0)後の記者会見で、久保について次のように語っていた。

「とても良かったです。素晴らしいゲームでした。彼がどんな選手であるのか、今日改めて証明してくれました。彼はスキルフルで、常にゴールを目指してプレーしていますが、今日のパフォーマンスには特段驚いてはいません。このあと、一体、どんなことを起こしていくのでしょうね。私たちの関心事は、さらに先にあります。それは、ここにいる選手たちとどのようになるのか、ということです」

 指揮官はレアルでどのように機能するかをイメージしていた、ということだ。

 来季ジダン監督のもとで久保がプレーする。それが現在はヘタフェCFにレンタル移籍中の19歳のレフティにとっては、理想的であるかもしれないが……果たしてどのような展開が待っているのか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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