日本代表MF原口元気のウニオン・ベルリン加入が正式決定。強化責任者、獲得理由を明かす
ウニオン・ベルリンが原口元気の加入を発表!※インスタグラム (1.fcunion)より
フリートランスファーで3シーズンぶりの1部挑戦。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ハノーファー96との契約が今季で満了を迎えた日本代表MF原口元気が5月27日、2021-22シーズン、1.FCウニオン・ベルリンに加入することを正式に発表した。
30歳のアタッカーのこれまでのキャリアは、浦和レッズユース ― 浦和レッズ ― ヘルタ・ベルリン ― フォルトゥナ・デュッセルドルフ ― ハノーファー。2020-21シーズンはブンデス2部リーグ34試合・9得点・7アシストを記録している。日本代表では57試合・11得点。3シーズンぶりの1部挑戦になる。
ウニオン・ベルリンには遠藤渓太も所属。今季は横浜F・マリノスからの期限付き移籍だったが、来季完全移籍への切り替えが決定。新シーズンは、日本代表のアタッカー二人がチームメイトになる。
いずれも本職は左ウイングだが、今季の原口はインサイドハーフ、センターハーフでプレー。クラブもそういったポジションでの起用を検討しているようだ。
原口は次のようにコメントしている。
「ハノーファーでは素敵な時間を過ごせました。しかし今、再びブンデスリーガ1部でプレーする機会を得られ、とても楽しみにしています。ウニオンは近年、チームのために熱くハードワークできることを証明してきました。あの街やスタジアムのアン・デア・アルテン・フェルステライで、来シーズン、チームのために懸命に働き、1部残留に貢献できると確信しています」
また、強化責任者のオリバー・ルーナート氏は次のように、原口獲得の理由と期待を口にしている。
「ゲンキ・ハラグチは、長年にわたり成果を残しドイツのサッカーを熟知する選手で、そのパフォーマンスで私たちを納得させてきました。彼はテクニックに長けて、ゴールを決め切る力も備えている。その創造性溢れるプレーでポゼッションをもたらしてくれます。だからこそ、彼が仲間に加わることを喜んでいます」
ヘルタ・ベルリンでプレーして以来、約3年半ぶりにドイツの首都に戻ることになる。原口はこのあと日本代表として、28日のカタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選・ミャンマー代表戦から始まる5連戦に臨む。新たな気持ちで、どのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
注目記事:【浦和】北欧化加速、元デンマーク代表MFニコライ・トムセンも獲得!?
[文:サカノワ編集グループ]