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メッシがバルセロナと5年契約で更改へ。残された課題とは?

バルセロナのリオネル・メッシ。(Photo by David Ramos/Getty Images)

事実上の「生涯契約」に。

 コパ・アメリカ(南米選手権)を制したアルゼンチン代表のMFリオネル・メッシが、スペイン1部FCバルセロナと5年契約を結ぶことで大筋合意に至ったという。スペインメディア『マルカ』などが7月14日(日本時間15日)に報じた。

 契約未更改で事実上「フリー」の立場でコパ・アメリカに臨んでいた34歳のレフティだが、基本的にはバルセロナでプレーを続ける腹積もりだったという。もちろんサインはまだだったが、バルササイドも「楽観的」だったそうで、南米選手権での活躍ぶりも「バルサのメッシ」として、SNSで紹介していた。

 まずスペイン版ファイナンシャルフェアプレーである「チーム年俸(コスト)制限」の問題がクリアされたことで、メッシと契約することの障壁が取り除かれた。ただし、50パーセントの減俸になる。そしてバルサがメッシに払い切れずにいたサラリーについて、どのように解消(支払い)していくかなど、今後詰めていく協議事項も残っている。

 アルゼンチン代表キャプテンでもあるメッシ自身は、バルサでのプレーを希望。あとは弁護士がそういった残された細かい条件を確認し、同意すること。それが残された課題となっている。

 メッシ獲得が噂されてきたフランス1部パリ・サンジェルマンも、そのレースからの“撤退”を表明していると報じている。

 しかし一方、アメリカのクラブはまだ交渉の余地を残しているということだ。このあたりの駆け引きはあるようだ。

 とはいえ、スペインメディア『マルカ』や『ムンド・デポルティーボ』などによると、メッシはサラリーについて多くを求めておらず、「あくまでもバルサが世界一のクラブであり続けることを優先して考えている」と報じてきていた。

 5年契約をまっとうすればレオも39歳。事実上の「生涯契約」と言える。自らも生き、周りの良さも引き出す、円熟味の増すメッシの時代は、まだしばらく続きそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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