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板倉滉がシャルケ電撃移籍!今日メディカルチェック。内田篤人に次ぐ日本人選手に

板倉滉。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ポステコグルー監督就任のセルティックが有力視されていたが――。

 オリンピック日本代表と日本代表に選ばれてきたDF板倉滉が8月18日、ドイツ・ブンデスリーガ2部のシャルケ04に電撃移籍することが濃厚となった。ドイツの『シュテルン』、スポーツ専門『スカイ』など複数メディアが報じた。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが2019年から板倉の保有権を持ち、昨季までオランダ1部FCフローニンゲンでプレー。1部昇格を果たせば買取オプションが発動される契約となる見込みだ。

 板倉は1997年1月27日、神奈川県出身、24歳。187センチ・75キロ。川崎フロンターレのジュニア(U-12)からトップまで昇格を果たし、川崎、ベガルタ仙台でプレー。2019年1月から昨季まで、フローニンゲンでレンタルされてきた。2021-22シーズンはセンターバックとしてリーグ全34試合フル出場を果たしている。

 記事によると、板倉は1年間、シティからのレンタル移籍になる。1部昇格を果たした場合には、400万ユーロ(約5億1000万円)で保有権を買い取ることができる条件が付く。18日にゲルゼンキルヒェンでメディカルチェックを受けて、問題がなければ契約に至る。

 実現すれば、2010年7月から2017年8月まで7年間にわたって所属した元日本代表の内田篤人以来の日本人選手となる。また、川崎でのつながりも深い田中碧も同じブンデス2部フォルティナ・デュッセルドルフへの移籍を決断しており、ライバルかつ同リーグの“戦友”となる。

 これまでは横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー前監督の就任したスコットランド1部セルティックFCへの移籍が“本命視”されてきたが、一転、ドイツ2部でのチャレンジを決断したようだ。

 板倉は東京五輪、メキシコとの3位決定戦で敗れたあとの記者会見に出席。次のように悔しさを噛みしめていた。

「全員が銅メダルを取って帰りたい気持ちを持っていた。それは感じました。この連戦のなかで力を振り絞り、僕は途中から入っても、その力を感じました。ただ結果、負けてしまいメダルを獲得できませんでした。みんなハードワークをしていましたが、最後の勝負強さで――。この悔しさをチームでぶつけたい。この世代の大会は終わりましたが、次はA代表に一人でも多く入っていければと思います」

 センターバック、ボランチと守備のユーティリティ性を武器に(セットプレーの得点力も!)、板倉がケーニヒスブラウ(王者の青=シャルケの愛称)のユニフォームを着ることになりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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