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【ドイツ現地評】田中碧は「デストロイヤー」、その理由とは!?

デュッセルドルフの田中碧。 (Photo by Frederic Scheidemann/Getty Images)

18日は首位レーゲンスブルク戦、今季初の連勝なるか!

[ブンデス2部 6節] アウエ 0-1 デュッセルドルフ/2021年9月12日13:30(日本時間20:30)/エルツゲビルゲスタジアム

 ドイツ・ブンデスリーガ2部、フォルトゥナ・デュッセルドルフがアウェーでFCエルツゲビルゲ・アウエに1-0の勝利を収め、開幕戦以来となる今季リーグ2勝目を収めた。東京オリンピック日本代表で活躍したMF田中碧は4-2-3-1のボランチとして先発出場し、84分に交代している。

 4位に終わった東京オリンピックでは6戦全試合で先発出場。日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の9月シリーズへの招集も検討されたが、チームに残っての調整に専念してきた。

 このアウエ戦がリーグ3試合目の出場に。その田中のパフォーマンスについて、地元メディア『西ドイツ新聞』は、6段階評価(1が最高点、6が最低点)で及第点と言える「3」の採点をつけている。そして次のように評された。

「中盤の『デストロイヤー(Zerstörer)』。献身ぶりが光った。この日本人選手は主に『6番』のポジションでプレー。チームにコミットメントしようと、とても熱心に繰り返しツバイカンプフ(1対1)に挑んでいた。ゴールを決めたものの、味方が明らかなオフサイドだったためホイッスルが吹かれた」

 そのように積極的に1対1に挑んでいたスタンスが、「献身的」と評価されていた。VfBシュツットガルトの日本代表MF遠藤航のようなツバイケンプファー(1対1)として、球際に挑む姿勢が買われている点は興味深いところだ。川崎フロンターレでも見せていた、強烈なプレスからチーム全体に推進力を与え、状況に応じて自らもフィニッシャーになる役割が、これから一段と期待されそうだ。

 チームは2勝1分3敗で12位。巻き返しのために、ここから勝点を積み重ねていきたいところ。

 デュッセルドルフは日本時間18日20時30分から、現在首位に立つSSVヤーン・レーゲンスブルクとホームで対戦する。今季初の連勝なるか!

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[文:サカノワ編集グループ]

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