クロップが南野拓実の2ゴールを喜ぶ「ロジカルだ。彼にとって、私たちにとって重要な結果」。リバプールがEFL杯でノリッジに3-0
南野がノリッジ戦で2ゴール!(Photo by Stephen Pond/Getty Images)
CKからGK股抜き、流れから右サイド打開――。今シーズン初出場・初先発、結果を残す。
[EFL杯 3回戦] ノリッジ 0-3 リバプール/2021年9月21日20:45(日本時間22日3:45)/キャロウ・ロード
イングランドのリーグ杯・EFLカップ3回戦、リバプールFCが日本代表MF南野拓実の2ゴールなどで、ノリッジ・シティFCに3-0の勝利を収めた。
長距離移動を伴ったカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選での日本代表の活動で負傷。試合に出ることなくリバプールに戻ってリハビリを行ったあと、最近はメンバー入りを続けてきた。
そうしたなかで掴んだ今回のチャンス。南野は4-3-3の左ウイングで先発した。
すると開始4分、左コーナーキックの流れから、オフサイドラインぎりぎりで振り向いた南野がフリーで右足を振り抜く。するとGKの股を抜いてゴール! リバプールが幸先よく先制に成功した。
50分にはディヴォック・オリジが追加点を奪取。さらに80分、今度は流れの中から右サイドを打開した南野が、ニアサイドを貫いて、この日2ゴール目を奪ってみせた。
リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後の記者会見で、南野のパフォーマンスについて、次のようにコメントしている。
「とにかくロジカルなことです。彼は常にとても良い状態を保ってきました。あまりプレーできず、悪い時にはケガをしてしまいましたが、そこから復帰してきました。彼はトップキャラクター(最高の人格者)であり、何より今夜のゲームを楽しんでいました。これは彼にとっても、私たちにとっても重要なことです。私たちを助けてくれました」
そのように指揮官は、南野の活躍を必然と捉え、結果を残したことを評価していた。
周囲と呼吸を合わせて生まれた2ゴール。リバプールにとっても、今後につながる“タキ”の活躍になった。
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[文:サカノワ編集グループ]