荻原拓也が京都初ゴール!髪の毛は「サンガカラーです」。浦和からのレンタル、飛躍を続ける
オンラインによる取材に応じた京都の荻原拓也。協力:京都サンガF.C.
ウタカからのマイナスのパスを流し込み、「ほぼ感覚に近かったです」。
[J2 31節] 京都 – 栃木/2021年9月25日18:30/サンガスタジアム by KYOCERA
J2リーグ京都サンガF.C.のDF荻原拓也が栃木SC戦、28分にリーグ戦初、京都でも初めてとなるゴールを決めた。この先制点に続き65分には宮吉拓実が追加点を奪い、京都が2-0の勝利を収めた。
スコアレスで迎えた28分、ピーター・ウタカがペナルティエリア左サイドをえぐる。そのマイナスのパスに、ちょうど中央に位置をとっていた荻原が左足でねじ込む。浦和レッズから期限付き移籍して2シーズン目(昨季はアルビレックス新潟でプレー)、J1昇格レースを戦う京都の主力の一人として、今回ついに待望のゴールが生まれた。
荻原は試合後のオンラインによる取材で次のように語った。
「(ゴールは?)ほぼ感覚に近かったです。ウタカ選手が切り替えた瞬間(DF3人がそこに食いつく)、自分のところに来ると感じ、そこでシュートをイメージし、いいコースに蹴ることができました」
左サイドバックに入った21歳は栃木の強力なプレッシャーに苦しみながらも、それをいなしながら、ゴールと勝利を掴み取ってみせた。
「全部が想定内でした。自分の中でもいい準備をして、ロングボールの処理をできたし、しっかりチャレンジ&カバーもできたと思います」
「やることは変わりません。しっかりポジションをとって、前がかってくるなか、一人ひとり近いポジショニング、ボールにかかわれるポジションをとることが大切で、もちろん栃木さんとの試合は難しくなると思っていたなか、スタイルを貫き、同時に相手の嫌がることも意識していました」
ここからは次第にJ1昇格のプレッシャーもかかってくる。しかし、荻原は自身と京都の大切にするスタイルを大切にしながら、進化を遂げていきたいと言う。
「残りホームでプレーできるのは限られていて、京都のスタイルを前面に出して、観ている人を魅了したいです。首位を守るとか、そういったことではなくて、もっとサッカー選手としての本質的な部分の気持ちを出していきたいです」
ちなみに、現在の髪の毛は何色と言えばいいのでしょうか? という問いに、荻原は「サンガカラーです」と答えた。実際、美容院でそのようにリクエストしたカラーだということだ。
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[取材・文:塚越始]