「恋に落ちている」アンジェが古橋亨梧弾アシストのジョタのセルティック完全移籍を熱望

今季でレンタル先のポルトと契約満了。

　スコットランド１部セルティックFCのアンジェ・ポステコグルー監督が、FCポルトから期限付き移籍中のジョタことFWジョアン・フィリペの完全移籍での獲得に期待している。

　指揮官は10月22日のセント・ジョンストン戦（〇２-０）を控えた記者会見で、ジョタについて言及した。18日に行われたフェレンツヴァーロシュ戦（〇２-０）で、日本代表FW古橋亨梧への絶妙なキックでアシストに成功。オリンピック世代にあたるU-21ポルトガル代表にコンスタントに選ばれてきた（18試合・５得点）22歳のアタッカーが、古橋とのホットラインを形成しつつある。

　ポルトからのレンタル移籍中の身だが、その保有元との契約も2022年６月で満了を迎える。つまりシーズン末を迎えれば、フリーの身となる。

　そこでセルティックは買い取りオプションを設定。ポルトから完全移籍で獲得する“優先権”を持っている状況にある。

　そしてポステコグルー監督は次のように、今季これまでリーグ６試合・２得点・２アシストを決めているジョタについて語る。

「私たちは常にクラブと選手にとって最善の決断を下せるように心掛けています。ジョタはここでのキャリアをスタートさせたばかりですが、すでにこのクラブに恋しています。彼はこの環境とサポーターを愛しています。

　誰でもそうではないでしょうか。６万人の声援を受ける中でプレーしたくない選手などいないはずです。何よりも観客は特別な存在です」

　そのようにセルティック・パークでプレーできるという、サッカー選手としての“幸せ”について言及する。そして完全移籍の可能性について問われると、指揮官は次のように話した。

「彼にはそれを楽しんでもらいたい。私たちの立場から言えるのは、サッカークラブが発展していくために最善を尽くすだけであり、そのために選手の希望とも相談しながら話を進めていきます」

　ポルトガル代表への選出も近いと言われる逸材だ。今シーズン末、古橋とともにセットでの完全移籍獲得もあるのか!?　ここからさらに、声援を力に変えて、古橋とのゴールデンコンビによるゴール量産へ期待も膨らむ。

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[文：サカノワ編集グループ]