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【浦和】“PKキッカー”関根貴大の真相。リカルド監督が明かす「柏はアタルのことをよく知っていた」

浦和の関根貴大。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ほぼベストメンバー同士で臨める川崎戦へ意欲を示す。

[J1 34節] 川崎 – 浦和/2021年11月3日13:05/等々力陸上競技場

 J1リーグ 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が11月1日、3日の川崎戦に向けた記者会見を行った。2位の横浜F・マリノスの結果によって、川崎は引き分け以上でリーグ連覇を決められる。ただし指揮官は「彼らに優勝する可能性もありますが、私たちも目標に向けて勝点3を目指していきます」と意欲を示した。

 また、この会見の中で、33節の柏レイソル戦(〇5-1)で、関根貴大がPKキッカーを務めたことが話題に。キャスパー・ユンカー、そして最近連続で決めていた江坂任ではなく、なぜ関根だったのか? チームに貴重な2点目をもたらした、そのキッカー決定の背景について、質問に答えた。

「アタル(江坂)に関しては、この試合のキッカーでもありました。ただ、ゴールキーパー(キム・スンギュ)がアタルの情報を持っている、アタルのことをよく知っていることも考慮しました。(ベンチで話し合っていると)関根選手がボールを持っていたので、自信があるのだろうと、そのまま蹴らせることにしました」

 PKキッカーに関しては、工藤輝央コーチと指揮官が話し合って決めることが多いという。

「キッカーは工藤コーチと話し合って決めることが多いです。あの瞬間、『アタルではないほうがいいね』と話していました。するとタカ(関根)がボールを持っていたので、そのまま蹴らせることに決めました。アタルはG大阪戦で蹴っていたこともあり、ここは関根選手に任せました」

 江坂が今季途中までプレーしていた柏相手に、しかも最近もキックを決めていただけに、読まれるのではないか。そんな予感もあったというのだ。そこで登場した関根が、しっかり結果を残してみせた。

 しかも59分には、江坂が豪快な古巣弾を決めての5-1勝利――。たくさんの相乗効果が生まれる完勝劇となった。

 そしてリカルド監督は川崎戦に向けて、次のように意欲を示した。

「来年優勝を狙うためにも、両チームともベストに近いメンバーで臨めるこの一戦、現在の立ち位置を知るよい機会になります。彼らには優勝する可能性もありますが、私たちも勝点3を取って3位(ACL出場権:状況によっては4位も対象に)を目指していきます」

 試合は11月3日、4節の横浜F・マリノス戦(●0-3)以来となる今季最も早い13時5分にキックオフを迎える。

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[文:塚越始]

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