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【浦和】阿部勇樹、槙野智章に続き…宇賀神友弥の今季限りでの退団決定。天皇杯決勝でスーパーゴール!

天皇杯決勝、宇賀神友弥のキャノン砲が火を噴いた!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「高校を卒業しプロになれなかった自分がもう一度浦和に帰ってきた日、初めて埼玉スタジアムのピッチに立った日を今でも覚えています」

 J1リーグ浦和レッズは11月18日、宇賀神友弥(UGAJIN Tomoya)が契約満了に伴い、今シーズン限りでチームを離れることが決まったと発表した。

 宇賀神は1988年3月23日生まれ、埼玉県戸田市出身、33歳。172センチ・71キロ。

 これまでのキャリアは、戸田南FC ― 浦和レッズジュニアユース ― 浦和ユース ― 流通経済大学 /クラブ・ドラゴンズ/流通経済大学(2009年に浦和の特別指定選手) ― 浦和。

 2018年度の埼スタで行われた天皇杯・決勝のベガルタ仙台戦、試合を決めるスーパーゴールを決めている。

 日本代表としてもヴァヒド・ハリルホジッチ監督時代、国際Aマッチ1試合に出場している。2021シーズンはJ1リーグ17試合・1得点、ルヴァンカップ8試合、天皇杯4試合出場。

 宇賀神はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「親愛なるみなさまへ。

 2021シーズンをもちまして契約満了となり、浦和レッズを離れることになりました。

 12歳の時、初めて浦和レッズのユニフォームに袖を通した日の興奮を今でも覚えています。高校を卒業しプロになれなかった自分がもう一度浦和に帰ってきた日、初めて埼玉スタジアムのピッチに立った日を今でも覚えています。

 なぜあの時の感情がこんなにも心に残っているのか。それはすべて浦和レッズという素晴らしいクラブ、ファン・サポーターのみなさんのおかげだと思います。

 どんな時も全力で支えてくれたサポーター。あの満員の埼玉スタジアムで響き渡る『We are REDS!』が何度自分たちを奮い立たせてくれたことか。

 本当に感謝しています。

 浦和レッズを離れなければいけないということはとても寂しいですが、みなさんとは心と心で一生繋がり続けていると信じています。

 浦和レッズで引退するという夢は叶いませんでしたが、みなさんと共に掴んだルヴァンカップ、天皇杯、ACLの3つの栄光は私の人生の宝物です。

 掴むことのできなかったリーグ優勝、そして3度目のアジア制覇はみんなに託しました。任せたぞ‼︎

 ありがとう。そしてさようなら。また会いましょう。

 浦和レッズを、浦和の街を、愛しています」

 阿部勇樹の引退、槙野智章の退団、そして宇賀神も――。すでに柏木陽介、武藤雄樹もチームを去ったなか、ミハイロ・ペトロヴィッチ体制下を中心に一時代を築いた選手たちが、また一人、浦和のユニフォームを脱ぐことになった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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