久保建英が途中出場で復帰！ヒヤっ…とする激突も。マジョルカ、ヘタフェとスコアレスドロー

想定よりも長い「26分間」プレー。

[スペイン１部 15節] マジョルカ ０-０ ヘタフェ／2021年11月27日18:30（日本時間28日2:30）／エスタディ・デ・ソン・モイシュ

　スペイン１部レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英がホームでのヘタフェCF戦、68分から途中出場し、約２か月ぶりの実戦復帰を果たした。

　マジョルカのルイス・ガルシア監督はこの試合に向けた記者会見で、久保の起用について「必要がなければ使いません」「起用できても15分から20分ほどでしょう」と語っていた。

　ただ、ピッチに立ったのはその“想定”より、少し早い時間に。アディショナルタイムと合わせると計26分間プレーすることになった。

　右ウイングに入った久保は起点として機能し、ショートパスを駆使して攻撃に変化を加える。しかし、イ・ガンイン、アブドン・プラッツらが判定や相手の荒いプレーに苛ついて単騎突進を繰り返し、逆にプラッツがイエローカードを受けるなど相手の焦らす作戦にまんまとハマってしまう。

　またヘタフェの弾丸守備を受け、久保が一度倒されてヒヤっとする場面も。ただ、マジョルカの背番号17はすぐ立ち上がってプレーを再開させて、周囲を安堵させた。

　傷めた右ヒザを気にすることなくプレーした20歳のレフティだが、セットプレーは蹴らず。またシュートなど力を込めたショットもまだ“封印”していた。

　試合はホームのマジョルカが優位に進め、シュート数は12本（枠内２本）対11本（枠内ゼロ）だったが……。最後までゴールをこじ開けることができなかった。

　マジョルカは３勝７分５敗で20チーム中暫定14位。これでリーグ７試合勝ち星なしだ。連敗は免れたものの、その間５分２敗。良い流れを作り出したいだけに、今度は久保の先発復帰への期待も膨らむ。

　一方、昨季久保がプレーしたヘタフェは２勝４分９敗で暫定19位。

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[文：サカノワ編集グループ]