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「だよね、焦ったよ」久保建英がイ・ガンインと肩を組み、アトレチコ戦の劇的ゴールを語り合う

アトレチコ・マドリード戦でゴールを決めた久保建英(左)。 (Photo by Denis Doyle/Getty Images)

一方、ルイス・ガルシア監督が示唆、今後の二人同時起用は“禁断の一手”に。

[スペイン1部 16節] アトレチコ・マドリード 1-2マジョルカ/2021年12月4日18:30(日本時間5日2:30)/エスタディオ・メトロポリターノ

 アトレチコ・マドリード対RCDマジョルカの一戦は、アウェーチームのマジョルカが後半先制点を許しながらも、大逆転勝利を収めてみせた。80分に韓国代表MFイ・ガンインのFKからフランコ・ルッソのヘディング弾、そして90+1分に日本代表MF久保建英のスーパーカウンターからの一撃――。マジョルカの公式ツイッターは、この勝利に貢献した久保とイ・ガンインが試合後にロッカーへ向かうワンシーンを紹介している。

 ロッカーに向かっている久保が、後方から来たイ・ガンインに声を掛けられる。すると20歳の日本代表レフティは「だよね、だから焦ったよ」と笑顔で答える。

 久保のゴールシーン。背後のスペースへ抜け出した彼は何度か首を振っている。味方が来ていればパスも選択肢に入るところ。しかし、味方が一人もいない。一方、対応が遅れたとはいえ、アトレチコのフェリペら4人が全速力で追い掛けてくる。

 そこで久保はシュートの選択肢に絞り、ヤン・オブラクとの駆け引きだけに集中している。そのシーンについて語り合っていることが分かる。

「横にもう一人いると思ったんだ。だから、めっちゃ焦ったよ」

 そう語る久保の肩を、イ・ガンインが抱擁。二人は満面に笑顔を浮かべ、興奮冷めやらぬなか、勝利の余韻に浸っている。

 この試合で、二人が同時にピッチに立ったのは9分間だけだった。その間に同点ゴールも生まれている。

 ルイス・ガルシア監督はW起用で守備の強度が下がる点について、「2人が同時にプレーするのは難しいと考えています。彼らが(同時起用により)与えてくれるものはありますが、それは他を失うことにもなります」と語っている。日韓のレフティコンビの同時起用は、今後あくまでも何とか状況を打開したい時の“禁断の一手”となっていきそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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