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生粋のストライカー、赤嶺真吾が現役引退。FC東京、仙台、G大阪、岡山、琉球…「5クラブでの経験、全て大切な宝物」

ベガルタ仙台時代、ACLに臨んだ際の赤嶺真吾。 (Photo by Masashi Hara/Getty Images)

リーグ最終戦で決勝ゴール!熱いメッセージには、「15歳で鹿児島へ渡った時、まだ沖縄にJリーグのクラブはありませんでした…」。

 J2リーグのFC琉球は12月10日、FW赤嶺真吾(AKAMINE Shingo)が2021シーズンを持って現役を引退すると発表した。

 赤嶺は1983年12月8日、沖縄県那覇市出身、38歳。180センチ・78キロ。

 これまでのキャリアは、FC小禄 ― 小禄中 ― 鹿児島実業高 ― 駒澤大 ― FC東京 ― ベガルタ仙台 ― ガンバ大阪 ― ファジアーノ岡山 ― FC琉球。通算成績は、J1リーグ249試合・68得点、J2リーグ179試合・20得点。2021シーズンは27試合・3得点、シーズン終盤はレギュラーとして最前線に立ち、リーグ最終戦の栃木SC戦で決勝ゴールも決めた(〇2-1)。生粋のストライカーがプロ16年間(特別指定として1年間、FC東京に登録)のキャリアにピリオドを打つ。

 赤嶺は次のようにコメントしている。

「今シーズンをもちまして現役を引退することを決めました。

 38歳という年齢まで現役を続けることができたのは、これまで自分を後押ししていただいた指導者の方々、チームメイト、ファン・サポーターの皆さん、そして関係者の皆さまの存在があってのことだと改めて感謝しています。

 16年前にプロサッカー選手としての第一歩を踏み出させてくれたFC東京、選手としても人間としても大きく成長させてもらったベガルタ仙台、サッカーの本質を勉強させてもらったガンバ大阪、J1昇格を目指して突き進んだファジアーノ岡山、そして地元でプレーする喜びを与えてくれたFC琉球。

 5クラブで経験させてもらったことは、すべて自分の大切な宝物です。

 15歳で鹿児島へ渡った時、まだ沖縄にJリーグのクラブはありませんでした。各地でいろいろな経験をさせてもらい、地元に生まれたプロサッカークラブで現役生活を終えられることを、一人のサッカー選手として心から嬉しく思っています。

 現役最後の試合、栃木SCとのリーグ最終戦で決めた決勝ゴールは一生忘れません。

 この試合で得点を決めてみんなで喜べたこと、そしてチームの勝利に貢献できたことは本当に嬉しかったですし、やはりゴールがFWとして一番の仕事だと改めて感じました。

 ゴールを決めて引退できる喜びを胸に、次のステップに進みたいと思います。

 最後に個人的な話になりますが、小さな頃から全国どこへでも応援に駆けつけてくれた家族、親族には心から感謝しています。

 16年間のプロサッカー選手生活、皆さんの応援に支えられて、全てを出し切ることができました。やり切りました。長い間、本当にありがとうございました」

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[文:サカノワ編集グループ]

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