【浦和】GK塩田仁史が現役引退「レッズのエンブレムを胸に、一緒に闘えたこと誇りに思います」。プロ18年、今季は阿部勇樹とともにチーム最年長、最後は天皇杯優勝で締めくくる
キャリア最後に天皇杯制覇!浦和の塩田仁史(手前左から二人目)が現役引退を発表。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
FC東京、大宮、栃木でもプレー。
J1リーグの浦和レッズは11月22日、GK塩田仁史(SHIOTA Hitoshi)が2021シーズンをもって現役を引退すると発表した。プロ18年、今季は阿部勇樹とともにチーム最年長として戦い、キャリア最後のシーズンを天皇杯優勝で締めくくった。
塩田は1981年5月28日生まれ、茨城県出身、40歳。185センチ・78キロ。
これまでのキャリアは、日高田尻サッカースポーツ少年団 ― 日立市立滑川中学校 ― 水戸短大附属高校 ― 流通経済大学 ― FC東京 ― 大宮アルディージャ ― 栃木SC ― 浦和。
J1リーグデビュー戦が2006年11月26日、FC東京時代の浦和戦(△0-0)だった。
獲得タイトルは、 J2リーグ(2011、2015)、ルヴァンカップ(2004、2009)、天皇杯 (2011、2021)、スルガ銀行チャンピオンシップ(2010)。
通算成績はJ1リーグ91試合、J2リーグ50試合、ルヴァンカップ51試合、天皇杯25試合に出場。塩田はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「浦和レッズに関わる全ての皆さま、いつも熱い応援をありがとうございます。
私、塩田仁史はこのたび現役を引退する事を決断しました。1年間と短い間でしたが、本当にありがとうございました。
40歳になる私にチャンスを下さった浦和レッズには感謝しかありません。いつも熱いサポートをして下さるファン・サポーター、そして選手やスタッフの皆さんとレッズのエンブレムを胸に、一緒に闘えたことを誇りに思います。
自分がサッカーを初めたのは小学校2年生からとなります。プロサッカー選手になるまでに所属した日高サッカー少年団、滑川中サッカー部、水戸啓明サッカー部、流通経済大学サッカー部、特別指定でお世話になった横浜F・マリノスの指導者の皆さん、ありがとうございました。
プロとしての18年間ではFC東京、大宮アルディージャ、栃木SC、浦和レッズに所属させていただきました。楽しい経験ばかりではなく、辛いこともありましたが沢山の人に出会い、助けられ、ここまでプレーすることができました。
全ての出会いや出来事が私の財産です。所属したチームメイトや関係者、パートナー、ファン・サポーターの皆さん、ありがとうございました。
私は試合会場に向かうチームバスの中から、沢山の方々が応援するクラブのユニホームを着て楽しそうにスタジアムに向かう光景が大好きでした。こんなに素晴らしいJリーグで18年間もプレーできて、本当に幸せでした。
365日、いついかなるときも働いていた両親、どんなに疲れていても愚痴を言わず、私がサッカーに集中できるようずっと支えてくれました。ありがとう。そして、最愛なる妻と子供達、良いときも悪いときもいつも笑顔でパパを支えてくれてありがとう。
私のサッカー人生は皆さんの支えと共にありました。これからも謙虚な姿勢と感謝の気持ちを胸に闘ってまいります。またスタジアムでお会いできるのを楽しみにしております。
本当にありがとうございました」
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[文:サカノワ編集グループ]