全国高校サッカー選手が開幕！選手宣誓は高川学園の奥野奨太「満足にサッカーができない日々、何度も心が折れそうに」「新たな１ページを書き記す」

100回記念大会、大会スローガンは『明日へ。そして未来へ!!!』。

　100回記念となる全国高校サッカー選手権大会（主催・日本サッカー協会）が12月28日、国立競技場で開幕を迎えた。47都道府県の代表48チーム（東京は２校）が一堂に会し、全力を尽くして戦うことを誓った。

　大会スローガンは『明日へ。そして未来へ!!!』。国立での開会式は８大会ぶり。前回は代表者のみと簡素化されたことから、２年ぶりに全選手がこのステージに集結した。

　山口県代表、高川学園のキャプテン奥野奨太が選手宣誓に登壇。「私たち代表48校は全国各地から高校サッカーの新たな聖地、新国立競技場に初めて集えたことに大変感激しています」と語り、次のように続けた。

「新型コロナウイルス感染症により日常が当たり前でなくなり、楽しみにしていた様々な学校行事が中止されました。満足にサッカーができない日々が続き、何度も心が折れそうになりました。しかし、全国でワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いてきたことから、今日この聖地に私たちは立つことができました」

　そして全国の医療従事者に感謝するとともに、「先輩方から受け継いだこのバトンを後輩たちへつなげ『明日へ、そして未来へ!!!』。アフターコロナ、新時代を切り開くゴールを決めるため、全てのプレーに正々堂々と全力を尽くし、日本サッカー界の伝統に、選手権の歴史に、新たな１ページを書き記すことをここに誓います」 と誓った。

　このあと、オープニングカードの関東一高対中津東高の一戦が行われている。

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[文：サカノワ編集グループ]