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【横浜FM】元日本代表レフティ天野純が蔚山現代へ期限付き移籍「ギリギリまで悩み、なかなか決断を下せませんでした」

横浜FMの天野純。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

1昨年のアジア王者――。

 J1リーグの横浜F・マリノスは1月8日、元日本代表MF天野純(AMANO Jun)が韓国Kリーグの蔚山現代FCへ期限付き移籍することが決定したと発表した。移籍期間は2022年12月31日まで。

 天野は横浜FMを通じて次のようにコメントしている。

「横浜F・マリノスに関わる全ての皆様へ

 最高のチームメイトと、日本一のファン・サポーターに囲まれるF・マリノスでの毎日は、家族のようで楽しく、そして自分が恵まれた環境にいることを日々実感しています。それと同時に、その環境に甘えてしまっている自分がいることを感じていました。

 何より、ここ数年の自分に納得できず、このままでいいのかと危機感を覚えていました。

 停滞は退化ではないのかと考えるようになりました。ここで再び何かを変えなくてはいけないと思っていました。

 そのタイミングで、一昨年のACL王者でもあり、アジア屈指の強豪クラブである蔚山現代FCから話が来ました。

 その厳しい環境で、日々の練習に揉まれることで、もっと強くて逞しい選手に成長できるのではないかと考えました。ギリギリまで悩み、なかなか決断を下せませんでした。

 数年後の自分はどうなっていたいのか。そのためには、いま何が必要なのか。

 それらの熟慮を重ねた結果、今回の決断に至りました。

 のちに、この決断を正解にできるのは自分自身しかいません。1日1日を無駄にせず、自分自身と向き合い、もっと成長してきます」

 天野は1991年7月19日生まれ、神奈川県出身、30歳。175センチ・67キロ。B型。

 これまでのキャリアは、横浜FMプライマリー追浜 ― 横浜FMジュニアユース追浜 ― 横浜FMユース ― 順天堂大学 ― 横浜FM ― ロケレン(ベルギー) ― 横浜FM ― 蔚山現代(韓国)。2021シーズンは、J1リーグ34試合・3得点、日本代表1試合・0得点。

 蔚山現代はホン・ミョンボ氏が監督を務め、池田誠剛氏がフィジカルコーチ就任予定だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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