【大宮】「全力で貢献」武田英寿が決意、背番号『14』に込めた思いとは。浦和から育成型期限付き移籍
新体制を発表した大宮アルディージャ。武田英寿は後方右から2人目。(C)1998 N.O.ARDIJA
チームのスローガンは「ひたむき」。
J2リーグの大宮アルディージャは1月15日に2022シーズンの新体制発表会を行い、新たに加わった選手13人が新しいユニフォームを着て、それぞれ新天地での決意を示した。
注目の一人が、浦和レッズから育成型期限付き移籍で加入した武田英寿だ。昨年は浦和でリカルド・ロドリゲス監督のもと、一時、レギュラーポジションを掴んだ。そのあとFC琉球にレンタルされ、コンスタントにプレーする機会を得た。
そして2022シーズンに選択したのが大宮だ。J1昇格に向けて、霜田正浩監督のもとで戦うことを決断した。
武田は「浦和レッズから来ました武田英寿です。チームの目標であるJ1昇格に向けて、全力でこの1年間貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」とあいさつ。そして合流したチームの感想について、「選手全員でコミュニケーションをとって素晴らしいトレーニングが行われているので、これを1年続けていければ、いいシーズンになると思っています」と感触を口にした。
昨季J1リーグ8試合、そしてJ2リーグ15試合でプレーし、リーグの基準を肌で感じ取れた。そして今季は“心機一転”、強い気持ちでチームのため勝負を挑む――と決意を示した。
「霜田監督のサッカーに魅力を感じました。チームとともに自分自身も成長できると思い、このチームを選びました。プロ3年目で20歳になったので、背番号はずっと37をつけてきたのですが、新しい気持ちでと『14番』をつけさせてもらいました」
そのように武田は静かに覚悟を口にした。
2022シーズンの大宮のチームスローガンは「ひたむき」。霜田監督は次のように、この言葉に込めた意味を説明した。
「もう一度地に足をつけて、ひたむきに戦うことで、僕らがやるサッカーを伝え、情熱を届けたいと思っています。もちろんいいプレー、美しいプレーを望みますが、まずはひたむきに体を張って勝点を目指す、勝点を獲得し、一つでも上の順位を目指していきます。誰が出てもひたむきに戦います。戦っていない選手がいれば、ひたむきではないと遠慮なくご批判をいただければと思います」
昨季のJ2リーグ、大宮は降格圏から4ポイント差の16位で終えた。「ひたむき」にそこから這い上がる。その飛躍のためには、武田の活躍が不可欠だ。
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[文:サカノワ編集グループ]