【Jリーグ】試合中のピッチ上以外、スタジアムからSNSで写真・動画のアップ容認へ。YoutubeもOKに
2019ACLの決勝、浦和レッズ対アル・ヒラルより。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
これまで事実上全て禁止としていたが――。
Jリーグは1月31日、Jリーグ公式試合に撮影された写真・動画をSNSおよびインターネットで使用する際のガイドラインを公開した。基本的には、試合中のピッチ上、または大型映像に映し出されるプレー(ピッチ上)以外は、個人による公開を認める。
また、営利目的での利用はこれまで通り禁止だが、YouTube収益プログラムやアフィリエイト広告などコンテンツに付随される広告からの収益が見込まれる投稿については容認される。
Jリーグは「試合運営管理規程第4条」により、Jリーグ公式試合が行われるスタジアムとその周辺で撮影した写真や動画をインターネット上に投稿することを禁止してきた。しかしこのほど、ルールの範囲内で、SNSとインターネットに写真や動画を投稿することを認めた。
同リーグは「Jリーグをより多くの人に知ってもらったり、好きになってもらい、大会を皆様と一緒に盛り上げていくきっかけになると考え、本ガイドラインを作成しました」と、改定の理由についてコメントしている。
Jリーグは次のようにルールを設定している。
■本ガイドラインでの写真・動画とは
本ガイドラインでの「写真・動画」とは以下を指します
<写真>
公式試合全ての試合の試合会場で、投稿者ご本人様が撮影した写真
<動画>
公式試合全ての試合会場で、投稿者ご本人様が撮影した動画
ただし、以下の2つの場合は除きます。
(1)試合開始(前半キックオフ)から試合終了(後半終了)までの間(ハーフタイムは除く)にピッチ上を撮影した映像
(2)時間を問わず、試合日当日にスタジアム内に設置された大型映像装置において放映された試合の映像(ハイライト映像も含む)を撮影した映像
■Jリーグが許諾すること
写真、動画を撮影者ご本人様によりSNSおよびインターネットへ投稿し公開すること
■Jリーグが許諾していないこと
・他者の迷惑になるような撮影行為又は投稿
・Jリーグ及びJクラブの役職員並びにJクラブの選手
・監督、審判、その他Jリーグ又はJクラブ関係者を特定し、社会的評価を損なわせる目的での投稿
・他者の肖像権を侵害する、又は侵害のおそれがある投稿・なりすまし投稿・動画のライブ配信
・営利目的での利用。ただし、YouTube収益プログラムやアフィリエイト広告などコンテンツに付随される広告からの収益が見込まれる投稿については、「営利目的での利用」に含まれないものとします
・その他、許諾していること以外での利用、Jリーグ又はJクラブに対しての愛の無い投稿
■その他
・立ち入りが認められた場所からのみ撮影をおこなってください
・写真・動画の投稿やJリーグが定める諸規程その他注意
・禁止事項に反する行為により発生したトラブルや事故について、Jリーグは一切責任を負いません
【注目記事】
・【日本代表】サウジアラビア戦スタメン予想。長友、大迫…中国戦から「変更なし」か。前田、久保に左ウイングでチャンス?
・本格派左SBはスイスに!鈴木冬一が絶品ブーメランクロスでアシスト
・Jリーグ新チェアマン、野々村芳和氏が就任。長崎社長の髙田春奈氏ら新理事に
[文:サカノワ編集グループ]